2005年11月14日(月) |
試写会に行ってきました。 |
「博士の愛した数式」の試写会ですよ。出版社から招待状が来ていたので行ったのですが、めちゃくちゃ良かったです。とても静かな絵なんだけれど、静かな絵の中に人の感情のが沢山詰まっていて、でも景色がとても綺麗で、言葉も綺麗。その中で博士だけは変わらない。記憶は80分しかもたない。 原作を読まずにこの映画を観たのですが、珍しく映画を観た後に原作を読みたいと思った。いや、元からこの話にとても惹かれていたのですが、文庫落ちを待っていたのですよ。今月末に文庫化されるので、発売日に手に入れて、即効で読むつもりです。 そしてそして、映画が終わった後にサプライズがありまして、監督と原作者と博士の寺尾聡さんが来ていた。 び、吃驚です。 質問コーナーがありまして、私はしなかったのですが、色んな人の質問と、それに答える3人のやり取りが面白かった。 それに、最後はこの3人と話をする事も出来まして、握手とかもしてきて、映画だけでも満足だったのに、サプライズがまたね(笑) 小泉堯史監督の「雨あがる」も見たくなった。他にどんな映像を撮るんだろうか。寺尾さんとのコンビ作品も結構あるし、黒澤監督の元で色んな物を見てきて、体験している人だからこそ作れるものがあるだろうしね。 そういや、うちの家族や職場の同僚に黒澤監督の作品を勧められている。ずっと「生きる」を見たいと思っていながらも見ていないんですよね。志村喬さんが主役張っているあの作品を見たいと思ってます。レンタルすればいいんだけどさ。いや、買って観たいんだけど、何故か何年もそのままにしてある。 でも、勧められてるのは「生きる」ではないんだよね。三船さんが出ている作品を勧められる。確かにこの人は凄い人なんだけど、静かな中に激しい何かを静かに表現する人が私は好きなのかもしれない。寺尾さんもそういう役者さんのような気がする。
「博士の愛した数式」はキャスティングも抜群で、これ以外の配役はないだろうという位に嵌っていて、また観たいし、絶対に観る。 その前に今月末に出る文庫を読むぞ!!
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