買ってきました。ずっと読みたいと思っていたんですよね。まずは表紙に惚れて、ジャケ買いしそうな感じだったけれど、文頭を見て「こ、これは読まなきゃ!」と思い、ずーっと買っていませんでした。 だってねぇ? 積読本が沢山あるっちゅーのに、ハードカバーの本買っても読めないっちゅうねん! というのがあったからなのですが、うちの店にある内に買っておこうかな…と思ったのですよ。 文芸書担当もこの本を狙っているみたいで、多分本棚から無くなるという事はないと思うんだけれど、綺麗な本が欲しいですからね。それに、平積みになっていて、選べる状態の時に買っておくべきでしょ? って事で、買いました。 買ったら、速攻で読みたくなってしまい、とりあえず帰りの電車の中で少し読んだのですが、かなりいい感じ。すんなりと言葉が頭の中に入り込んでくるのです。 一度読んだら止まらない。あ、止めましたけどね。電車に乗っていたので(笑) 町田康は今まで読んでみたいと思いつつも全く手にとっていなかったのに、いきなりこれを読むには重厚過ぎるかなぁ。「きれぎれ」で肩慣らしをしてからでも良かったかもしれない。 いやいや、でも、これを一番読みたいと思ってるからなぁ。 これを読んだら他の作品は読めなくなってしまうからもしれないけれど、読みたい本を読みたい時に読まなきゃ楽しめない。
舞台は明治。 ちょっと幕末の事も入っていたりして、私のアンテナはピピッと反応してしまうのですが、まぁ、メインは明治ですから。 結構明治が舞台の話って好きなんですよね。色んな新しい文化が入ってくるようになって「はいから」という言葉が合う時代。 粋な女も沢山いるというイメージ。 どうしてこんなイメージを持っているのかというと、平等(本当に平等ではなかったけれど)と言われるようになって、男の人よりも女の人の方がのびのびしているという印象があるのです。多分漫画や小説等のイメージが強いのかもしれませんが。 「告白」はどんな風に話が進み、粋な女が出てくるのかどうか解りませんが、ちまちま読んでいくつもりです。 一気読みしちゃうかもしれないけれど、ちまちま読む予定。 とにかく凄い河内弁。町田康が大阪出身なので、言葉に全く無理がないのがいい。 この本は今年の3月に発売になったから、まだまだ文庫にはならないけれど、文庫になったら分冊になりそう〜〜(笑) それに、まずこれは絶対にハードカバーで読むべき! あまりにも重たいので、鞄に入れて持ち歩く…というのは苦しいけれど、外で読みたいなぁ…… しかーし、これ文庫になったらどんな装丁になるんだろう。同じ感じがいいなぁ。 って読んでから言えっちゅうねん! でも、読む前のドキドキ感がたまらない本って久しぶりかもしれない。
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