モノでもヒトでも。ジョウキョウでもカンキョウでも。それらを愛せば愛すほどに、大切にしたいと思えば思うほどに。指の隙間からこぼれていってしまうだろう、「いつの日か」が到来する時が、怖くて不安で寂しくて。指に隙間を作らないように、ビクビクしながら生活しているのだけれど、その圧力に耐えきれなくなって、たまに思いっきり掌をひろげてしまう。それでもちゃんと、私の小さな手の中に残った分だけ、大事に大事に、生きていこう。