土曜日に我が家に小さな命が到着した。
心友が雨の中うずくまっていたのを保護し、 その子を譲ってもらったのだ。
名前について考えていると、 埋もれていた記憶がふと蘇った。
私が小5の時に拾ってきた子猫2匹。
母は 「あなたが責任もつなら飼っても良いが」 と私に問うた。
私は「責任」ということを今ひとつ理解しないまま、 二つ返事で承諾した。
「あなたの猫なんだからちゃんと面倒みなさいよ」
私の猫。 私はその響きに恍惚とし、 責任の範疇で入ってるであろう命名を一生懸命考えた。
翌朝、 子猫達は母がつけた名前で呼ばれていた。
私が提案したものは全て鼻先であしらわれて。
我が家の新猫はダンナが命名したがったのだが、 良い案がなく結局私がつけた名前で呼ばれている。
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