2017年02月06日(月)
お母さん、娘をやめていいですか?はいいぞ。
「親友同士のように、仲のよい母と娘」のはずが、 ほんとうは違うんじゃないの?とざわざわして、 やがて崩れていく、話。
娘の美月が自分の意に添わないものごとを選ぼうとすると、ママはすっと左頬をさわる。 それを見た娘は「あ、やっぱりこっちにする」と判断をくつがえす。 「みっちゃんのことは私がいちばんわかってるのよ」と さりげないコントロールで、娘の服も部屋のカーテンも決めていく、ママ。 そうね、と笑いながら、娘の左後頭部にはストレスによるハゲができている…。
娘が何か思い切ったことをしようとするたびに、具合が悪くなる母。 そして計画を取りやめる娘。 外から見たら、娘想いの心配性の母と、優しい娘。 どこにも悪人がいないのに、見えない悪がある。
すべてママが、自分の人生を生き直したい、と 強く願ってることが原因で。 自分の母に否定され続けた過去を捨てたい。 好きな男の人に愛されたいし、教師になりたい。 幸せな妻となり、姑ともめたりしたくない。
だからかわりに、娘をつかう。 人形を作るように、娘に自分の生きたかった人生を進ませたい。 人形のように好きな花柄の服を着せたい。
祖母→ママ→娘/美月という、負の連鎖。 これをやめさせるためには祖母からの呪いを解かないといけないのに、 祖母は最後に「ダメな子」と言い放って死んでしまった。
…悲惨な話を、ちゃんと「テレビドラマ」として成り立たせてるのが すごいなあって思います。
斉藤由貴さんが振り切れた演技で、かわいくてこわい、ですよー。
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