ぐるぐるぐりぐり

2015年09月28日(月) まれ/振り返り・ノトランド編

書いてすっきりしたいので、もう終わったけど続く。






いやほんとに、
柳楽優弥が本気で「かっこいい方」にハンドル切るとこうなるのか、と
びっくりしながら見せていただきました…。
ちょっとかっこよすぎるので、
できれば「アオイホノオ」を再放送して中和していただきたい…。
最初の無理矢理ちゅーを忘れるくらいのかっこよさ。
いや、忘れないけど。あれはひどいけど。

つか、そんな大輔のライバル的位置から主人公と結婚までした、
ヒーローのはずの圭太があまりにもひどいんですよね。いわゆるモラハラ夫。
人の話を聞かない。
女が感情的になったらとりあえずちゅーか抱きしめればいいと思っている。
相手の話が気に食わないときは「あぁ?!」と大きな声を出す。
まれの夢を「応援する」と言いながら、実際は邪魔してる。








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そんな二人に愛されるまれさんは、なんだかよくわからないヒロインでした。


作ってる人たち、ほんとはまれのこと嫌いだったんじゃないかなぁ。
そんなことをよく思いました。

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ラスボス藍子は、最後まで嘘をついたり美しい笑顔を振りまいたりしてましたね…。







藍子は高校生〜公務員時代のまれからお金を生活費として受け取って返した様子はない。
まれが店を開くことになり、一徹がまれにお金を貸そうとすると
「兄弟でのお金の貸し借りなんてダメよ」と止める。お前が言うな状態。
高校行きながらアルバイト、高卒で働いたまれと、部活三昧→関東の大学+下宿の予定だった一徹。
差をつけすぎなんだけど、それがドラマの中で指摘されることはなく。
孫が生まれる年なのに、娘の同級生から思いを寄せられる。
ただ座っているだけで、王子様の徹はいつか戻ってきてくれる。

…こわい!

そんなラスボスを作り上げた祖母ロベールさん。
このふたりがいい人扱いで終わったのはなぜ…。

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まれ家族が暮らす、ノトランド。
みんな家族だとか絆だとかを大事にするけど実際はこんなかんじで。










完全に閉じて、誰も外には逃さない場所なんではないかと思えてくるのです。
アンダーザドーム的な。(今huluで見てるドラマ。こわい)

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まれが
「世界一のパティシエという夢を目指してがんばる女の子のドラマ」
だと思っていた時期が私にもありました…。
いったい「夢」ってなに。「仕事」ってなに。




なんかあんまりだ、と怒りにまかせて描いちゃったのがこれ。









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専業主婦のみのり、工房の職人さんたちが、
なんとなく気がついたら主人公夫婦の犠牲になっていて
それが当たり前として扱われているような匂いも気になりました。




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そしてなんと、最終的には「父帰る」で大団円。








みのりの「お母さんのために私がたくさん子どもを産む」発言と、
徹まれ双子の三世代が同じ誕生日であること。
このあたりから、親/自分/子どもの境目が曖昧になっている…というのも感じられて。
まれさんが、人に言われるままにコンクール出たり店を構えたりするのも、
そういう「自己/他者」の曖昧さの一部、かなぁ。
私はなんか見ていてもぞもぞと居心地悪かったです。


ドラマの作りとしては…エピソードの軽重のバランスとか…。
笑いのセンスとか…。
「え、この人はこんな行動しないんじゃないかなー?」と
不思議に思うようなエピソードの数々。
歌を重視してるように見えたけど、たかしの歌は藍子のために作られたっぽくて
主題歌はなんとまきちゃんのためって…おかしいよねえ?
「ぺ」はなんだったのか。弥生どこに行った。
なんでプールで実印。など、は、まあ、いいやもう…。

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いちばんの感想は↓これ、だなぁ。




ということで、長い長い半年でした。おつかれさまでした…。




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