2005年08月30日(火)
だいじにしてね
最近の雑感。絵日記じゃないなので、期間限定。そのうち消します。
有名下着メーカーの社長が、ブログを始めました。 始めて数回目に 「渡辺淳一先生をお招きして経営者のみなさんと朝食会をしました。 私は愛ルケをかかさず読んでます。 先生に清楚でセクシーな感じの下着をいくつか贈りました」 という内容を書いたら、「もうこの会社の下着は買いません!」と コメントが次々ついて、コメント欄炎上。 釈明をブログに書いたら、そこも炎上。
コメント欄と、あちこちのトラックバックブログなど読んでみて おもしろいと思ったこと。
1/「愛ルケ」を読んでいる人|いない人 2/男性|女性
この1/2の組み合わせで、反応が違う。
怒ってるのは 「読んでる+女性」 社長は軽率だなーと意見してるのは 「読んでる+男性」 どうしてそんなに怒ってるのか?と意見してるのは 「読んでない+女性」と「読んでない+男性」 と、かなりはっきりわかれる。
どうやら、読んでない人には 「愛ルケ=エロ小説でしょ、オヤジ向きの。 そのくらい大目に見てあげたらー?」という 認識っぽい。なるほどー。 ttp://www.nikkei.co.jp/honshi/20041206ta7c6000_06.html こんなあらすじ読んだらそう思うかも。 本文ににじむ「嫌な感じ」が消されちゃってるもん。書いた人うまい。
「嫌な感じ」は、簡単に言うと 「菊治=ナベズンは、女の体も心も大事に思ってない」ということで もっと簡単に言うと男尊女卑、ってことになるでしょうか。
そういう小説を「いい!」とする社長がいる、下着会社。 それじゃその下着は、女性の体をほんとに大事に思って 作られてるのか?と疑問に思うのは、当然じゃないかなぁ。 もう買わない、と思うのはよくわかる。 不買運動とまでは言わないけど。
まあ私も今後買うことはないだろうなー。 と、「読んでる+女性」としては思うわけです。
いちばん気持ち悪いと思ったのは、社長もズンも 自分たちから臭う「嫌な感じ」に、まるで気がついてないこと、です。 「恋愛の毛沢東」を名乗ったり「女性に優しい会社の社長」を名乗ったりしてる。 外から見て、おもしろいといえばおもしろいけどね。
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