2001年08月14日(火) スーパーの黄色い長靴

思い浮かべてください。
雨の日。スーパーで、レジの列に並んで待っているあたし。
順番が来たので台の上に自分のかごを置いて
その後ろに、次の人がかごを置きました。
次の人は
３０代くらいの女性、ベビーカーに女の子
その６０代らしい女性
の３人連れでした。
（つまりおばあちゃん・おかあさん・孫）
おかあさんが自分のかごにごそごそ、と手を突っ込み
野菜や肉のあいだから取り出したのは
黄色い長靴。
商品ではなく、ベビーカーの女の子の物だったらしく
裸足だったその子に履かせていました。


はてさて。
ここで、目が点状態になってるあたしのほうが、おかしいんでしょうか。
食べ物を入れるかごに、長靴なんて。
そんなふうにはみんな、思わないのかな。

たとえばね、おかあさんが雨の日に買い物に来ていて
両手にもう荷物がいっぱいで
ベビーカーの子供はすぐ長靴を脱いでしまう
もうしょうがなくてかごに入れちゃった・・・っていうなら
わかるんですが
こぎれいな格好のおかあさんもおばあさんも
ハンドバッグ一個ずつしか持ってなかったので
いーじゃん、どっちかが手で持てば。って
思ってしまった。

そして、スーパーのレジでは
買った物は前の人が使っていたかごに入れられる、わけで。
「長靴」の次の人が気の毒だ。
あたしだったら、やな気持ちだもん。
「キュウリに泥ついてしまうんじゃろか」て
思うし。

あ、ここで
「野菜は泥ついてて当たり前」とか言うなよ。
もともと生えていた場所の泥が付いているのと
どこのかわからない泥が付いているのでは
まるで違うぞ。あたし的には。

あー
あたしの心が狭いのか？
がんばってるおかあさんたちに
もっとやさしくするべきなのか？

でも、やっぱ、いやだ。
かごに長靴入れないでくれ。

ぐるぐりぐりぐり■描いているのはさとひ ■