解放区

2014年08月24日(日) 梅干しを漬ける。

昨日と今日も京都は地蔵盆で道が寸断されていた。本来は今週行うものらしいが、これは町内町内でそれぞれのいきさつがあるということのようだ。

今年の夏はどこかおかしい。まるで梅雨のように毎日雨が降る。それもそぼ降る訳ではなく、今回の広島の豪雨のように滝のように一気に降り落ちる。先週の土曜日は、昼過ぎと夕方に広島同様の集中豪雨が京都を襲った。このときの一時間雨量は観測史上第2位だったらしい。

そんな変な天気が続いているので、いつまでたっても梅干しが干せない。涙。

梅干しはてめえの大好物で、そのままご飯のお供にしたり酒の肴にしたり、魚や肉を煮るときに使ったり、焼酎に入れたりと梅干しのない生活は考えられないほど梅干しを愛している。

今まではずっと、母親が漬けた梅干しを頂いていた。しかし数年前に超減塩梅干しに失敗して以来、ショックのあまり母は梅干し作りを中断してしまった。母は数多くの迷信を信じる人で、梅干しを腐らせると不幸があると信じて疑わなかった。

仕方がないので市販の梅干しを購入したが、これが不味い。なぜこれほどまでに口に合わないのかはすぐに判明した。そう、余計なものが山盛り入っているからなのだ。本来梅干しの原材料って「梅・塩・紫蘇」だけだろ。

そんなわけで、今年は自分で漬けてみることにしたのだ。

ネットや本ではいろんな漬け方が紹介されているが、今回は初めてなので、母が今まで漬けて来た方法を踏襲することにして、素直に教えてもらうことにした。

記憶だけではなく記録にも残すために書き残しておこうと思うが、てめえには衝撃すぎたので書き残さなくても忘れないだろうと思う。

1.梅はヘタを取って、焼酎で洗う。
2.漬け込む容器に梅を並べ、塩をふる。

以上。笑。重しはなし。笑。

「これでいいの? 梅酢上がってくんの?」
と、てめえは思わず聞いてしまった。

「大丈夫や。いつもこのやり方やで」
と、母は言った。

ビビるてめえをよそに、しっかり梅酢は上がって来た。重しを使わないとなると皮が破れるリスクも低く、これはこれで面白いやり方だと思ったが、来年はそのまま踏襲するかどうかちょっと良く考えたい。

あとは良く晴れた日に3日連続で干して、梅酢には戻さず、別の壷に干した梅と紫蘇を交互に挟んで秋まで置くらしい。つまり、紫蘇は一緒に漬け込まない。紫蘇の旬は梅とほぼ同じなので、このやり方だと紫蘇の塩漬けを作って土用干しまで保管するしかない。

そんなわけで、てめえの家では紫蘇の塩漬けが出番を待っている。笑。こんなに待つことになるとは思わなかったので、来年は一緒に漬け込むつもり。



しかし残念なことに、今年の夏はまだ干すタイミングがないのだ。困ったわ。もう少し待つしかないのだろうけど、間違いなく9月に入ってからになるだろうな。なんてこった。


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い・よんひー [MAIL]

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