解放区

2012年04月13日(金) 日本内科学会

学会に行ってきた。学会に参加すのはいったいどれくらい久しぶりだろうか。

基本的には学会に参加するには泊まりありで3日間とかなので、呆けた父を抱えた身ではなかなかハードルが高かったわけだ。まあ問題がそれだけだったらどこぞに預けるという選択肢もないわけではないが、それ以外にも勤務調整も必要になるわけでまあいろいろと面倒くさかったんですな。

内科学会の総会は、今まではてめえの知っている限りずっと東京だったのだが、今年はお偉いさんは何を思われたのか桜が咲きほこり外国からの観光客も絶賛押し寄せ中の京都での開催となった。

どうでもよいがてめえは内科認定医を持っており、更新のためには5年間で学会参加やら論文発表やらで25点を稼ぐ必要がある。その中でも、総会への参加は15点もゲットできるわけで他の点数と比べずば抜けて高い。東京での参加はハードルが高かったが、今回は地元開催ということで15点をいただきに行ってきた。

さて、久々に勉強するぞと意気込み、一張羅を着込んで行ってきたのはいいが、驚くべきしょぼさに仰天した。会場はたった一つで分科会もなく、その会場ではえらい先生方がありがたい講義をされていた。ありがたいのだが選択肢がない。

仕方がないのでポスター会場に足を運んだがこれまたあり得ないしょぼさ。こういうことを言うと発表者の先生方に申し訳ないのだが、なんというか中途半端。気合を入れた発表はおそらく専門の学会でされるのだろう。

しかたがないので人間ウォッチング。多くの先生方はしょぼいということを知っておられるのであろう、受付だけされるとそのまま豪快にUターンをキメられ京の街に消えて行かれた。この学会の存在意義はおそらくそこなのだろう。来年からはまた東京開催になるらしいが、東京見物としていくのも悪くないかもと思ったが、それだと日帰りになるし厳しいな。

しかしぼろい商売だよな。まあどうでもよくなってきた。唯一良かった点は書籍コーナーで、他の学会とは異なり全分野を網羅して本があったのでいろいろ読み比べができて面白かった。気になる新刊があったのでまた今度買おうかな、とおもいつつ会場を後にしましたとさ。


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い・よんひー [MAIL]

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