解放区

2012年01月09日(月) iPhone購入。

先日、衝動的にiPhoneを購入してしまった。

もともと携帯電話はあまり使わない。電話はめったにしないし、簡単な連絡でメールを使うくらい。写真も撮らない。携帯で音楽を聞くとか正直意味がわからない。

現在持っている携帯はいつ購入したかも忘れてしまったくらいの古い型で、買い替えする気もなかった。とすれば携帯電話を持っていなくてもいいようなものだが、職業柄緊急の連絡が入ることがあるので持ち続けていたと言ってもいいかもしれない。


そんなわけで、スマートフォンにも全く興味がなく、そもそもどんなものなのかもよく知らんかった。

そんなてめえが一気にiPhone購入に至った理由はいたって真面目で、UpToDateがiPhoneで使えることを知ったからだ。

UpToDateとは簡単に言うとwebで使用できる医学教科書で、ありとあらゆる分野が網羅されている。1年に4回改訂され、執筆陣はバリバリ(死語)の一流医師が執筆している。

医学の教科書なんて、基本的には出版された時点でもう内容が古いことが多い。だがUpTodateは常に一流のprofessionalにより書き加えられており、内容に間違いがない。治療方針で議論になった時にも「UpToDateにはこう書いてあった」と言えば皆納得する。

多くの場合は病院で購入している(使わない病院など考えられん)してめえの病院ももちろん購入しているが、てめえはずっと個人で購入している。1年に495ドル。何年かまとめて支払うといくらかディスカウントされる。結構いいお値段だが、これのおかげでクソ高い他の教科書を買うことがなくなった。個人で購入している理由は、必要な時にてめえの家でも使用できるからである。

しかし密かな不満があった。外来中に調べたいことがあっても、そこにはwebにつながったパソコンがないので使用できない。外に出ている時も調べることができない。まあいいや、と思っていたが、これがiPhoneなら、なんということでしょう。いつでも携帯して、調べたいときに調べることができる。


そう思うと、いてもたってもいられなくなった。仕事を辞めたい辞めたいと言っているが、続けるうちはずっとUpToDateのお世話になるわけで、逆にUpToDateで最新の知識を勉強するのはてめえにとっての楽しみでもあった。

しかも件のiPhoneは、てめえが関西セルラー時代から愛してやまないauからも発売されているではないか。ソフトバンクに浮気する気はさらさらなかったので、これも追い風になった。

しかし風の噂では、iPhone4Sは(特にauで)入荷が困難で、予約して入荷待ちらしい。というわけで、本当に何も考えずに近くのauショップに行った。

iPhoneに機種変更したいのですけど、と店員に告げると、あっさりと店員は現物を持ってきたので驚いた。心の準備もない状態で、てめえは「ここ掘れわんわん状態」で店員の言うがままに設定を行い、晴れてiPhoneをゲットすることができた。


さて、実際に触ってみたがこれがすごい。もちろんすぐにUpToDateアプリを入れた。ブラウジングはパソコンよりサクサクできるし、操作は面白すぎるしなんだこれは。まさしく「ネ申」だ。

もちろんiTunesの数千曲も入れた。これ一台で何でもできるではないか。電子機器にこれほど感動したことが今までにあっただろうか。いやあこれはすごい。もっと早くゲットしておけばよかったと思っている今日この頃。


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い・よんひー [MAIL]

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