解放区

2011年12月03日(土) 父が連帯保証人になっていた

困ったことになってしまった。

仕事を終え自宅に戻ると、役所から父宛ての手紙が来ていた。てめえの実家のある役所からの便りだったのではじめから嫌な予感しかしない。

さっそく開けてみた。それによると、以前に父は誰かが役所からお金を借りるにあたり、連帯保証人になっていたようだ。なったのは呆ける少し前だった。手紙は、お金を借りた人が一向に返さないのでお前が何とかしろという内容だった。要は、本人に督促するかてめえが返せということだ。

デイケアから帰った父にさっそく手紙の内容を尋ねた。
「誰やこれ? 知らん人や。連帯保証人になった記憶もない」と、彼は予想通りの反応をした。
「覚えてないかもしらんが、現実として手紙が来ているだろ? ということは連帯保証人にはなっているはずや」
「そうか。(手紙を熟読し)この内容だったらわしがお金払わなあかんな」
「この人(借金している債務者)に聞き覚えは?」
「まったくないわ」

実はこういったことは初めてではない。以前にも他の人の連帯保証人になっており何とかしろという連絡がきたが、放置した。それ以降督促は来ていない。もしかすると他にも保証人になっているかもしれない。なっていても今回のケースのように本人は覚えていないだろう。

呆ける前の父は、税金だの法律だのに少し詳しい人だったのでほとんど趣味でいろんな人の相談に乗っていた。なのでこういったケースがあってもおかしくない。以前実家を掃除していたときに、父宛てに「現在刑務所で服役しているが、家族の面倒を見てくれており安心しています」という手紙も発見した。ちなみに父はこの人のことも「覚えてない」と言った。

困ったことになってしまった。てめえは法律に詳しい知り合いがいないので、とりあえず母に相談してみたが、てめえでもいない法律に詳しい知人が母にいるはずもなかった。とりあえず、こういうことは法律に詳しいプロに相談するしかないのでは、と母は言った。

というわけで、今回は放置せずに弁護士に相談に行くことにする。いったいどうなることやら。


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い・よんひー [MAIL]

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