なんだかすっげえ遠くに来たような気がする。 遠く、と言うよりも、ずっと後ろへと後退しただけだ。
友人の日記を読んで衝撃を受けた。 そう。退屈。「ヒマやろお前」と言われたような気がした。 うん、ヒマかもしれないね。少なくとも十代のときの、何かに餓えていてぎらぎらしていた自分はどこかに去ってしまった。
彼との違いは、彼は冷静に「どーでもいいこと」を洞察していることかな。 自分は洞察する気にもなれない。もはや自分の一部と化しているからだ。
ずっと遠くに来てしまった。 ただ眺めていただけの世界に、気がついたら自分が踏み込もうとしている。
今日は(も)飲みすぎた。
春からは、自分が望んでいた地での生活が始まる。 屈折し妥協し後退し甘えきってそれでも夢見ていたところに、あっさりと就職が決まった。運だけで生きているような気がした。大学に合格したときもそうだが、「ありえない」ことは唐突にやってくるのですね。
そして深夜の高原通り。自分の原点はずっとここにあるような気がする。 死ぬまで忘れない。
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