解放区

2001年12月18日(火) 4泊5日。

娘とべったり一緒にいた。図書館に行ったり、ビデオを観たり、一緒にジュースを飲んだり絵本を読んだり。自分の煩悩は、これにて洗い流されただろうか。彼女さえ無事生きていてくれれば、自分はもうどうなってもいい。と思っているのだけど、いまだ煩悩は消えず。出家したろか。んで怪しげな坊主に・・・。いやいや。


村上龍は「69」が好き。あれだけぜんぜんタッチが違う。それとラヴアンドポップも結構面白かった。あれは映画がよかった。原作を先に読んでいて、それでいて飽きなかった数少ない映画の一つ。

あとは、ねえ。「限りなく・・・」も文体は斬新だったが内容は退屈だった。あのラストのために、あれだけだらだらと書いたのだろうか。それ以降の文体に進歩は見られない。内容はともかく、小説を読むときには文章の構成力が一番気になる。だから、翻訳された小説を手に取る気は起こらない。そういった意味で、芥川は偉大だ。あれだけ退屈なものをきちんと読ませるだけの力を持っているのだから。


話は飛んだが、そう言えば、シドアンドナンシーも、ラストのためだけにだらだらどろどろとそれまでの経緯を書いていたのだろうか、と、かの吉本ばななが「パイナツプリン」というエッセー集の中で言ってたなあ。どーでもいいが。

エンピツは携帯からも読めるからいい。携帯から書くのはだるいが。果てしなく。


今日一つテストが終わった。今日のテストはグレートなテスト(内容も重さも)で、友人たちとテスト対策文書まで作ってweb上で発表したので、自分が落ちるわけにもいかず。なんと文書だけで1MByteは優に超えたのだから。あまり勉強したとはいえないが、ガキと戯れて純化したてめえは今日、新たな境地を知った。


学校のPC部屋、機器は入れ替わったが接続できず。あほか。


うっだらうっだら悩んだり落ち込んだり、天に昇ったり地の果てまで落ちたり、いいじゃないですか。今だけだよ、そういう事ができるのは。

あとで「アホやった」と思えることが多ければ多いほどいいと自分は思う。そんときは必死でも、後から思うとどーでもいいことに見えてくる。そういうことを知るために、人間は生かされているのだと思う。違うやろか。


偶然にも自分もまた、恐ろしいほどのフラッシュバック、というか絶望みたいなものがここ数日襲ってくる。娘と一緒にいることでそれは抑えられていたが、一人で床につく今日は耐えられるだろうか。知るかそんなこと。耐えて前に進まないとどこにも行くことはできない。最後に信用できるのはやはり自分しかいない。


何もする気が起きない。とりあえず、寝る。今日という一日はもうおしまい。


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い・よんひー [MAIL]

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