☆★☆ たぬきの嫁 ☆★☆
最近のあたしは、午前3時にならないと眠れない・・・。
布団に入っていても、午前3時にならないと眠れない・・・。
日記を書き終わった後は、布団にはいる。
眠ろうと思って。
だけど、睡魔はなかなかやってこない。
午前3時にならないと襲ってこないのだ。
午前3時を過ぎると、知らない間に夢の中にいる。
夢の中を夢中で駆け巡る。
何かを探して。
人のぬくもりを探して。
あなたと一緒に眠る幸せを知ってしまってからは
一人で寝るのが怖くなった・・・。
あなたがとなりにいないと落ち着かない。
あなたのぬくもりがないと落ち着かない。
あなたがあたしを包んでくれるから
あたしは夢の中へ安心して落ちていける。
あなたがあたしを抱いていてくれるから
あたしは夢の中で怖くはない。
安心するのだ。
幸せなのだ。
あなたが仕事を始めてから、怖い夢をみても助けを求められない。
あなたが仕事で朝が早いから、夜中に電話をすることができない。
あたしは怖い夢をみたら、布団にくるまって震える事しかできない。
あたしが怖い夢を見たら、新しい夢が現れるまで待つしかない。
寝るのが怖い。
寝るのが嫌い。
夜が怖い。
暗いのが怖い。
午前3時。
あたしは眠りにつく。
あなたのことを考えて。
怖い夢をみないように。
あなたのことを考えて。
静かに眠りにつく。
そして今日も、午前3時まで眠れない。
はやく、あなたに会いたい。
はやく、あなたと眠りたい。
はやく、あなたに抱かれたい。
あたしに「やすらぎ」を与えてください。
あなたにも「やすらぎ」を与えたい。
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