☆★☆ たぬきの嫁 ☆★☆

目次初日過去未来最新


2001年11月11日(日) 悪夢の後の救世主☆

昼間の街中で私は「学生反対運動」をしようとしていた。
一人で活動の準備をしていると、二人の警察官がやってきた。
最近は、学生運動が盛んになっていたので取締りをしているのだ。

一人は年配の警察官で、もう一人は若い警察官。
若い警察官が遠くから見守るなか、年配の警察官が私に近づいてきた。
まだ気づかない私・・・・。
すぐ後ろまできて、声をかけられた。
驚いて振り向くと、すごい形相で年配の警察官が居た。

警察官は、学生活動をしようとしている私を注意した。
そして、ちょっと文句をいっただけで逮捕しようとした。

逮捕しないかわりに、ヤラセロと押し倒そうとしてきた。
私は激しい抵抗をし、逃げた。

細い路地を曲がったその時。
若い警察官が叫んだ!!

『やめてください!!』

その声が聞こえた瞬間、左の首に何かが当たった。
ピストルで撃たれたのかと思った・・・・。
でも、違った・・・・。

刃渡り20cmの刃物が飛んできたのだ。
それが私の左の首をかすめていったのだ。

首に手をあてると生暖かい・・・・。
首にぱっくり開いた感触がある・・・・。
手を見てみると真っ赤な血がヌメヌメしている・・・・。

動脈をバッサリ切られていた・・・・。

声を出そうにも声はでなく、叫び声はあがらない・・・・。
助けを呼ぼうにも、声がでなくては呼べやしない・・・・。

なんとか、ひと通りの多い道まで行き、倒れこんだ・・・・。
這って、道を進む・・・・。

若い警察官が、年配の警察官を押さえ込んでいるのが見える・・・・。
買い物の途中のおばさんが叫んでるのがかすかに聴こえる・・・・。

口から血を吐く・・・・。
首からは血が止まることなく流れつづける・・・・。
首の動脈がドクドクいっている感覚・・・・。

意識はだんだん薄れてきて、周りの声も聴こえなくなる・・・・。
もう死んでいくのか。と絶望が頭をかすめる・・・・。

そして、私は血の海の中に倒れこみ意識がなくなった・・・・。

私は死んだのだ・・・・・。



         『痛いっっっ!!!!』



私は、左の首をおさえながら飛び起きた・・・・・。
肩で息をしながら、今のが夢だった事を理解する・・・・・。

あまりにリアルな夢・・・・・。

起きた後も、あの手に血がついている感覚が残っている・・・・。
生暖かいヌルヌルした感触が・・・・。

隣に置いてある携帯の時間を見ると「3時15分」だった・・・・。

みんなが寝静まる中、布団の中でもがく私・・・・。
首が痛くて、切られた感覚が残ってて眠れない・・・・。

携帯に手を伸ばし、相方サンに電話をかけていた・・・・。
夜中の3時24分・・・・。

電話にでない・・・・。
6回目のコールで電話を切った・・・・。
もう熟睡してて起きないのだろう・・・・。

再び私は布団の中でうずくまっていた・・・・。

3時25分・・・電話がなる・・・・。

私にとっての30秒から1分の間はスゴイ長い時間に感じられた。
電話に飛びつくように、すぐにでる・・・・。

相方:「どうしたのぉ・・・・・。」と寝ぼけた声で聞く。

その声を聞いただけで、安心して涙がでてきた・・・・。

友:「・・・・・・・(泣き声)・・・・・・・怖い夢をみたの。」
  「私が殺されちゃうの・・・・。」

相方:「大丈夫? もう大丈夫だよ・・・・。」
   「どんな夢だったの?」

私は、この夢のことをポツポツと話していき、相方はあいづちを打ちながら
眠いのに一生懸命聞いてくれた・・・・・。

あまりにリアルで感覚が残ってた夢・・・・。
怖くて仕方なかったが、相方サンの声を聞くたびに落ち着いてくる・・・・。

泣きじゃくっていた私はしだいに落ち着き、心にゆとりを持っていた。

相方サンは、寝ぼけながら話をしてくれ声を聞かせてくれた・・・・。

「もう大丈夫?」と聞かれ「大丈夫♪アリガトウ♪」とお礼をいい電話を切った。


その後の夢は、幸せな夢だった♪



昨日の夜、寝る前に相方サンの声を聞いてから寝たかった私・・・・。
でも、もう遅い時間だからといって電話をしなかった・・・・。
電話がかかってこないかなぁ。と願いながら布団の中で待っていた。
しかし、電話が来る事はなくて私はちょっと怒りを胸に寝た・・・・。

だからだろうか・・・・。
怖い夢を見てしまったのは・・・・。

怒りという邪念をもって、夢に旅立ったから・・・・。


悪夢を見た後に救世主が救ってくれた。
その後は、幸せをもち夢に旅立ったから幸せな夢が見れたのだろうか・・・・?

救世主は、いつも私を悪夢から救ってくれる♪
ちょっと寝ぼけた救世主♪(笑)

コレからを私に『幸せな夢』をみせてください♪


メール

↑応援投票ボタン
☆お友達募集中☆