||〜*…clover…*〜||
There are all in one.
◆cloverに出てくる人々◇|*|◇エンピツ書きに48の質問◆
どこでもない日。 どこでもない時。 いつもの部屋。 いつもの二人。
「窒息死するかと思ったあああああ」
「してたじゃねーかっ!」
飛んでくる罵声は戯言。 普段通りの怒鳴り声。 否、それは僅かに普段よりも怒気を含んで居たのかもしれない。
なぜなら、
―――うっせええええ! ガンッ!
籠もった怒鳴り声と共に床下に軽い振動が走り、二人は顔を見合わせる。
「………誰?」 「誰って…」下の階の住民だろ。「うっそぉ…」
しんじらんなーい、と呟いて少女は眼をしばたいた。
「今まで苦情なんて来た事なかったのに…」 (青年の声量のせいだと少女は云わない。そもそも、その発想が無いのだろう。純粋な迄の、無罰) 「……カルシウム足りてねーんだろ」 (一方、青年の方には責の自覚が有るようだ。だが彼は其を語らない。他責の振りの、自責)
と。
「小魚、食う?」 どこから取り出してきたものやら、いつの間にか手にしていた煮干しをおもむろに差し出され、青年は一瞬怯んだ。 「……」 「……」 3、2、1、はい。 「……貰うわ…」 結局、差し出された袋(徳用業務サイズがっつり1リットル☆と、ラベルには、書いてある…)から右手いっぱい煮干しを掴み取り、青年はそれを齧ることにした。
ポリポリ。 パリパリ。 カリカリ。
静寂と咀嚼音のみがしばしの間室内を支配する。
ポリポリ。 「……。」 パリパリ。 「……。」 カリカリ。 「……。」 ポリポリ。 「……。」 パリパリ。 「……。」 カリカリ。 「……。」 ポリポリ。 「……。」 「……ニボシアベシー。」 パリパリ。 「……。」 「……。」 カリカリ。 「……ブフォッ。」
ふ い た
「ヽ(`д´)ノ」 「(゜ ∀ ゜)」
===方====方<ニゲロォ。
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