日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
DiaryINDEXpastwill


2005年07月01日(金) もらってうれしいな。

これは、今日、もらってうれしかったもの。

患者さんの、あるおばあちゃんに、こっそり手まねきをするように呼び出されました。何かと思ったら「あんた こんなの使わん?」と、小さな小さな袋を取り出すのでした。
そのおばあちゃんが自分で作ったというのですが、手のひらにおさまるほど小さく、でもちゃんとファスナーもついていて、しかもわたしの好きな感じのチェック!触り心地が、ガーゼのハンカチのようにふわふわ!
なんて胸キュンなの!!!やさしい!!!
「こんなのばっかりいくつもあるで」と言って、わたしに渡そうとします。しかしこのおばあちゃんは仲良くなると、ビール券やら何やら大変なものを手渡そうとするようになるひとで、前もドクターが困ってらっしゃったのを知っているので(もちろん、丁重にお断りするのですが!)、一瞬とまどってしまいました。でも、でも結局もらってしまいました。おばあちゃんとお話してたら、とても断れない。というか、可愛いんだもの。
おうちへ帰って、あらためて眺める。やっぱり可愛い。うれしくなるのでした。手作りのものっていいなぁ。ほんわか。

そしてもうひとつ、まーちゃんからのお手紙。

最近、やっぱり手紙ってうれしいなぁと、改めて思っています。昔から手紙を書くのが大好きなのですが、それは母のおかげかもしれないなぁ。わたしが小さい頃、母は便箋やら切手やら、鉛筆までも、そんなものばかりは素敵なのを見つけると割と気前良く買ってくれたのでした。だから便箋はいつもわんさかあったし、切手もいつのまにか集めるようになっていました。

誰かに手紙を書くときに、どの便箋、どの切手、、、と選ぶわくわく感はその頃から、もうわたしのとっときの楽しみとして、ずーっとあるように思います。思えば文通も、誰かとずーっとしています。
幼稚園〜小学校低学年はいとこのおねえちゃんと、小学校高学年〜中学では引っ越しをした友達と、高校生になると違う高校に通うようになった仲良しさんと。
好きな漫画家にファンレターを書いたこともあるし、クラスメートとの小さなお手紙は日常業務。
手紙はたのしい。ほんとにたのしい。たのしくてうれしい。

郵便というシステムそのものにも、そうとう憧れました。ポストの前で郵便屋さんが来るのを待って、郵便のおじさんにインタビューをしたり手紙を取り出す所を観察したこともあります。教育テレビの「はたらくひとたち」が
大好きだった小1か2年の頃の話です。気分はもう、フムフムとケンケンでした。
中2の進路相談で「郵便屋さんになりたい。赤い車に乗りたい」と言ったことも覚えています。高校生になったらバイトしなさいって、先生はおっしゃいました。バイト、しました。

そんなわけで、手紙大好き娘であるわたくし。
ここ数年、手紙を書く相手が途絶え、寂しい思いをしていましたが、最近になってまた、お手紙のできる友人が増えてきたことをほんとうにうれしく思います。このメールの時代に、ねぇ!

まーちゃんもそんなひとりです。
今日のまーちゃんからの手紙は、なんと月光荘の便箋でした!わー!やっぱり素敵!実は月光荘のポストカードはわたしも愛用しているのですが、便箋は買ったことなかった&もらったことなかった!ずっといいなぁとは思ってたのだけど。こうして実際に自分のもとに届くと興奮しますドキドキドキ。そしてお手紙の内容も、やはりうれしいものなのでした。

想いを伝えるに、相手の文字がみえるもの、その方がより伝わり度が大きいんだな。ささやかなことでも、ばかげたことでも、添えられた小さな落書きや、選ばれた切手やシールに、相手のあたたかさを感じるもの。それが手紙の醍醐味なのですなぁ。
もらった手紙の封をあけるときがいちばん好き!わくわくわくわく。
わたし、もっと手紙を書くから、みんなお返事ちょーだいね!


いり |HomePage