日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2005年06月21日(火) 京都へんてこキノコ旅

今年3回目の京都、、、というか、今月2回目!なんてアクティブなのかしら。

ミカちゃんにお付き合い頂き、バスに乗って出発。

気になったのは辻恵子さんという方の切り絵展。
京都のアルファベットという雑貨屋さんで開催というDMのハガキを、この前神戸へ行ったとき、しっかり見つけて、もらってきていたのでした。
わたしすっかり、“切り絵”という言葉に敏感になっています。ふぅ。

“切り絵”と一口に言ってもいろいろあるわけで、ふつうは「花さき山」などで有名な滝平二郎さんのような、カッターを使った細かい作品を思い浮かべるひとが、多いかもしれません。この前トップランナーに出ていた福井利佐さんもそんな感じでしたね。
でもこの辻恵子さんという方は、ちょっとわたしのと似てるかも、、、と思い、気になってしょうがなかったのです。

お店を入ってすぐの小さな一角に、辻さんの作品は展示されていました。
思っていた以上に、ひとつひとつの作品が小さくてびっくり。
もともとある印刷物を切り抜いて人物などを作っているそうで、物の見方というか、捉え方がすごいなぁと、感心。しかし、やっぱりわたしとは違うなぁと、安心。でもちょっと、くやしい。いやはや、いやはや。

それにしてもこのアルファベットというお店、有名なので知ってはいましたが、ひととおり気になるものが揃っている、素敵なお店でした。
すっかり無駄遣いモード。別になくてもいいのに…というようなものを、気付けばいっぱい抱えてしまっているのでした。
たとえば、ムーミンの絵とか(ドリーミーでかわいかったから)、ムーミンのクッキー型とか(バラ売りしてたから)、ヘアピンとか(お花がついてたから)。

何より心奪われたのは、“くま スーパーボール”。一見ふつうのくまのぬいぐるみなのに、カラダがスーパーボールになっているのです。ほんわりしたお顔で、オイラ跳ねるんだぜって、おいおいおい!なんてコなの!
座り込んで葛藤するわたくし、白いコを連れて帰ることにしました。名前はタロキチです。よろしく。


新人かわいこちゃん、タロキチ


その後、アルファベットの目の前にある府立植物園へ。ここもずっと気になっていた場所です。なぜなら、キノコの形をした図書館があるというのです!それは行って確かめねば!

しかし平日だからでしょうか。ゆるーい雰囲気の園内。どちらかというと、こういう空気、好きです。フランスの動物園も近いものがありましたね、思い出します。

入ってすぐの噴水に、大量のおたまじゃくしがいて驚きました。おたまじゃくしって、たまに、息継ぎをしに水面に顔をちょろっと出しにくるのですね。その様子がかわいいのです。でも、これがいっせいにカエルになる日が近いうちに来るのかと思うと、けっこう恐ろしいです。卵の時期も、恐ろしかっただろうなぁ……どろどろ。

意外と狭い園内。バラとか、あじさいとか、ゆるゆると観て回り、、、ついにキノコ発見です!

じゃじゃーん。
でもちょっと、大きさ的にトイレみたい…。




扉をあけると…あっ、本!
…てっきり、キノコの中に入れるのかと思ってた。




いろんなキノコがぽこぽこいます。




おじょうさん、今日は何をお読みになって?



うーん、おかしなキノコたちでした。

思っていたのと違ったけれど、長年気になっていたものをこの目で確かめる事ができ、満足のわたし。ミカちゃんお付き合いありがとう。

さてさて、まだまだ時間はたっぷりありますよ。
では、河原町でもぶらつきますかー。
といったところが、てきとーてきとーなわたしたち、地下鉄の駅、降りるところを間違え、熱いアスファルトの上、さまよい歩くのでした。わたしたち、ここへ何しに来たんだっけ、、、遠くを見つめる乙女たちの瞳は、次第にうつろになり、、、あぁ、憧れの京都よいずこ。
しかしどうにか河原町の辺りへたどりつき、リプトンの喫茶店(ここも気になっていたお店!)で休憩。ケーキとパフェで復活。甘いものばんざーい!

結局ぎりぎりまでふらついて、ふらついてふらついて、名古屋へ帰ってきました。たっぷり12時間、まるまる半日、おつかれさま!ほんとにこんな、へんてこ旅、わたしはありだと思いますよ。またしましょうね、へんてこ旅!よろしくミカちゃん!


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