日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2005年05月31日(火) まーちゃんと神戸へ。

5月も今日で終わり。あっというま。

遠くで暮らすわたしのお手紙友達、まーちゃんと、日帰り神戸旅をしてきました。
海月書林の展示会を観たいねぇという話から、会場の神戸(トリトンカフェ)は、わたしの家とまーちゃんの家の、ちょうど真ん中くらいだから、行こう!会おう!ということになったのです。

それぞれの場所から、お互いゆらゆらバスに揺られてやってきた神戸の街は、真夏のような日射し。暑いねーと顔を真っ赤にしながらも、おしゃべりに夢中で地図を見るのを忘れ、あれ、ここどこ?なんてことのくり返し。

遠くに住んでいるから、なかなか会えないなぁと思っていたので、会えただけで嬉しいのです。海月書林さんの展示会だって、もちろん興味津々でしょうがなかったけれど、それよりもまーちゃんとのおしゃべりに、一生懸命になってしまうのでした。

トリトンカフェをはじめ、チェドックやら、ビボバブックストアやら、ヒュッテやら、心ときめきの素敵な雑貨屋さんをたくさん巡りました。
服も、シンプルで飽きのこないようなきれいなデザインのものが置いてある店がたくさんあって、うらやましく思いました。Bshop、名古屋にもできるといいのにな。

まーちゃんは、かごや、麦わら帽を見るたびに、これはどうやって編むのだろう、外国のひとは小さな頃から編む練習をするのかなぁ、すごいなぁ、と、真剣に見つめていらっしゃって、そんなまーちゃんがまた素敵と思いました。

他にも素敵の瞬間は、いくつもありました。
木のように大きく成長したゼラニウムの花を発見し、これに驚き大感動するまーちゃんと、感心するわたし(わたしは植物には疎いので、教えてもらってやっとわかる)。
ヒュッテの店内で、窓辺に突然、黄色のテントウムシがいるのを発見し、これに大興奮して騒ぐわたしたちに、店員さんも寄ってきたり(テントウムシを見て、ほんまやー、と、ゆるやかな関西弁が素敵な方でした)。
ビボバで本をみていたら、汽笛の音がボーウッと聞こえてきて、あぁ海が近いんだなぁと思ったり。

旅はいつだって、思いもよらない出逢いにあふれています。大きなゼラニウムだって、黄色のテントウムシだって出逢いです。ちいさなひとつひとつが、全部大切に思えて仕方ありません。そんなことが楽しくて嬉しいのです。ひとりでも楽しいけど、ふたりだと、嬉しさがより増します。

それぞれの場所で、それぞれの日々はこれからも続くわけだけれど、ほんの少しだけれど、こうして同じ時間を楽しむことができてよかったなぁ。ちょっとあわただしかったけれど、今日はいっぱい刺激になったし、感動もしました。

出逢いって、すごいなぁ。
こんなにたくさんひとがいるなかで、一生のうちで出逢えるひとなんてほんの少しのすごい確率だろうに、今まで全然違う場所で生きてきて、ぱたっとどこかで出逢って、しゃべって、そうして仲良くなってなんて、すごいことだと思うのです。
ついさっきまで、神戸という街で、ふだんお手紙だけのやりとりのまーちゃんと一緒にいたというのが、とても不思議な感じすらします。ちょっと、ユメみたい、って思います。
まーちゃんいっぱい連れ回してごめんよ。
また会おうね。


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