日々、ポケットへつめこんでおいたこと。
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2005年05月17日(火) 戦う女

戦う女だって。戦う男、なら、エレカシみたいだねぇ。

毎日、夕方になればなるほど、職場は戦場のようになっていきます。
今日はそこに、患者さまであるチビッコが乱入してきて最悪でした。もうぐっちゃぐちゃです。ごめん今日は遊べないんだよ!荒らすのまでは許すから、せめて話しかけないで!

一か月前、会社に頼んで業務支援として来てもらった二人のスタッフは、殆ど新人に等しいようなひとたちでした。なんにもわかっていないと知って、倒れそうになりました。ちっとも役にたたない。ちっとも支援になってない。逆にお荷物背負わされたようで苛立ちました。

それにしてもこのひとたちも、突然こんな所に送り込まれてかわいそうだと思いました。わたしはこのひとたちに、どう接すればベストなのか。

結局、最低限のことだけを教えて、それ以上のことは何もさせませんでした。期間限定の支援だもの。助けてくれて初めて意味があるのに、逆に手間がかかるだなんて、ばかばかしいです。
向こうから訊いてこない限り、何も言わないようにしました。なるべく怒りもしないで、必要なことだけ注意して。ただ、仕事中何かしでかさないか、自分も仕事をしながらずっと見張っておくのは、なかなか大変なことでした。

そしてひと月たったわけですが、ひとりはとても積極的で評価できました。わからないなりに一生懸命で、前向きさを見ることができました。

もうひとりは、ほんとうに、大人としてもあぁじゃだめだなぁと思わざるをえませんでした。失敗をしたあとの対処の仕方、どうせ自分が悪いと決め込んで、そこから何も学ぼうとしない、わからないなら新しく知ればいいだけのことなのに、常に後ろ向きなのが、わたしはほんとに見ていて嫌でした。

だけどきっと、本人もここに来るのは嫌だったろうに、よくひと月来たなぁと思います。責任感はあるひとだったのね。それが彼女の戦い方だったのでしょうか。最終日だった今日、出されたタイムカード。あれで給料もらう気かい、と思うと、腹がたってしょうがないですけど。

そんなこんなで、近頃、日々戦ってる感いっぱいのわたしです。

どうしてこんなに頑張るのわたし、と思います。
どうしてこんなに頑張るのみんな、と思います。
主婦のパートさんなんか本当に。わたしだったらスーパーのレジやります(スーパーのレジをばかにしてますかね…そう感じた方がいたらごめんなさい)。
だってこんな、大変なことばっかりなのに。
責任感というもの、それだけでしょうか。
残業してミーティングして、帰る時、あぁ今日はもう、帰って寝るだけだなぁなんて、わたしは言いたくないのです。

自分探し、とか、ほんとうの自分は…、とか、よく言いますね。そんなものないと思います。今ある自分から逃げたいひとがそういうこと言うのね。残念なことに、今ある自分が、どうしょうもなくほんとうのわたしなのです。わっからないでしょう。みんなそうだって。わかったふうな大人たちだって、みんなみんな自分なんてわかりゃしない。それに早く気付きなさいって。
でもそこであきらめないんだな正しい大人は。うふふ。わからなくなっちゃうほど、わたしはひろいってこと。

わたしは、この日々というものは、ひとつひとつ、逃げ出さず、どう素敵に生きるかの勝負だと思います。
今いるここでどう生きるか。大切なのはそこです。

大変な時ほど、いろんなものを見て、いろんなひとに会いたいなぁ。そうしてなるべく、笑顔で乗り切りたいなぁ。新しいこと、面白そうなことにはどんどん首を突っ込もう。て、やってると、どんどん忙しくなるんだな。ははは。まぁ適度にだらけてファイティングポーズです。やさしい気持ちも忘れないでね。


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