++ diary ++
- 諸行無常 -
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入院先の大学病院から母親が電話をしてきた。
思ったよりも重い病状を聞かされた。
ある程度の想像が付いていた。
それでも親父を励まそうと電話口に呼び
話をした。
気丈に振舞う親父に説教じみた言葉を並べた。
親父はオレが先日送った数十枚の手紙を読み返し
「おまえの言う通りだった」とやけに素直な素振を見せた。
3箇所同時の手術に応じれば手術時間は約20時間に及ぶとの事。
親父の身体がそれほどの体力が無く持つ事を考え辛いと
医師団から聞かされており
「もし同時に手術するのであれば
命の保証は出来ない…覚悟しておいて欲しい」
そう伝えられた。
沙汰の遠かった実兄も
病院に毎日の様に足を運んでいると聞いた。
遠く在るオレには出来る事が精一杯。
不安や気持の動揺も見せずに
来る客来る客に笑顔を絶やさず
目の前に置かれた仕事を黙々と進めるだけ。
同じ様に
病人や家族の面倒を見ている人たちは
オレの周りには沢山居る。
そして同じMIXI内にも。
そんな存在を意識しながらも
オレは日記と言う存在に弱音や本音を書きながら
人前で吐露できない事をここで吐露する。
そんな使い方だって在って良いよね。
心が穏やかになれる時間なんて
そう滅多に在る物じゃない。
年齢的にも
オレの人生の上でも。
toto
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