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- 諸行無常 -

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2005年08月03日(水) 頼られるべきは男の常

オレは物心が付き、やがて成人してからと言うもの、親から金銭的に相談をされることが多かった。

それは過去にも触れている通りで、オレは商売をしてから大口の相談をされるようになったりした。

当然ながら親には出来る時には出来る事はして来た。

それに育ててもらった自分から親への当たり前の気持ちがあればこそ尚更。

今日、事業の連絡とは別に親から連絡が来た。

今日用立てないと親の事業が止まってしまうと言う。

何とかしてやりたかった。

でもそれが出来ない理由があった。

オレ自身にも降り掛かる今の状況があり、早朝からウンザリするほどの屈辱を受けたばかりだった。

親に対し何も施せない自分が腹立たしく、苛立ち、何も出来ない自分を責め続けた。

世の中を見渡せば、不遇などと言う言葉とは無縁な人間たちが山ほど居るというのに

幸せボケした人間ばかりが目に入るのは、オレ自身の嫌な心の裏面から見える羨望や嫉妬。

幸せな時間なんて待っていても来ない。

幸せな時間なんて作るもんだ。

そう思い続けて来た事が何か自分に生んだとしたら

それは人の見方を厳しく見てしまう、高飛車な視線だけだ。

頼るべきものが無い存在、自分が頼られ、何かをすべき存在、

そんな存在に立った事がある人は、何人もいるだろうし、その環境の中でキチンと毎日を過ごしている人だって居る。

オレには今、裏側の人を羨む気持ちしか持てて居ない。

ネガティブでじめじめした嫌な自分だ。

然しながら現実はそうそう変わるものでは無い。

男と言うものを、男らしいと形容されるように

男は「男」で無ければならない。


toto