++ diary ++
- 諸行無常 -
日記の表紙に戻る|過去の日記|新しい日記
随分若い頃の自分は海に居た。
洛陽、セミの声を聞きながら海と空の境目を見る。
人の去った後の浜を見るのが好きだった。
波乗りに行った時も人気の引いた海を見ながらボーっとするのが好きだった。
今日いつの間にか、職場の周りにもセミの声が沢山する事に気付いた。
夕日が見える時間にはセミが大合唱している。
フランスの夏は短いと言われている。
先日もテレビを見ていると、セーヌ川のほとりに砂を敷き、仮設ビーチを作り、忙しくてビーチにいけない人を癒すのだと言う。
当地日本の夏も短い。
梅雨が終わり、暑くなったと思うと、気付いた頃にはもう秋になってしまう。
セミの声を聞くと夏の終わりを感じてしまう。
数年前は病室から聞こえるセミの声と暑い日ざしが夏だった。
今年もお盆がやってくる。
刹那な夏はあっという間に過ぎてしまう。
夏。
色々な意味を含んだ、オレの夏はもう終わりに近づいた気がする。
toto
|