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- 諸行無常 -

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2005年07月31日(日)

随分若い頃の自分は海に居た。

洛陽、セミの声を聞きながら海と空の境目を見る。

人の去った後の浜を見るのが好きだった。

波乗りに行った時も人気の引いた海を見ながらボーっとするのが好きだった。

今日いつの間にか、職場の周りにもセミの声が沢山する事に気付いた。

夕日が見える時間にはセミが大合唱している。

フランスの夏は短いと言われている。

先日もテレビを見ていると、セーヌ川のほとりに砂を敷き、仮設ビーチを作り、忙しくてビーチにいけない人を癒すのだと言う。

当地日本の夏も短い。

梅雨が終わり、暑くなったと思うと、気付いた頃にはもう秋になってしまう。

セミの声を聞くと夏の終わりを感じてしまう。

数年前は病室から聞こえるセミの声と暑い日ざしが夏だった。

今年もお盆がやってくる。

刹那な夏はあっという間に過ぎてしまう。

夏。

色々な意味を含んだ、オレの夏はもう終わりに近づいた気がする。


toto