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- 諸行無常 -

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2005年07月29日(金) 悔しさと晴れ間の出来事

オレには相続債務を始め様々な重荷がある。

今日、兼ねてから良い印象の無い某行職員とその上司たる人間が訪ねて来た。

今週多忙を極めていた自分にとって3日前からの連続する処務に加え

緊張感の連続に心も体も萎えていた、そんな上に、まさに招かれざる客だった。

資料に目を通したのか、某行員は人事が変わった後もしきりにオレへの配慮を忘れずにいたわりすら感じる程の接し方だった。

2年程前の人事前の行員はその清々しい顔とは裏腹に、死に直面していた起き上がることすら出来ぬ故人に対し

起き上がって署名を行使しようとした、まさに羊の顔をした狼の様な人間だった。

いや、そんな形容を遥かに超えた存在にさえ当時は見えた。

それを考えれば現在の担当行員はまさに行き届いた人間といえるだけに、またしてもその上司と言う人間性に腹が立った。

全てを熟知した上での発言ではなく、想像に過ぎない、行き過ぎた発言がオレの怒髪天をつく。

然しながら、社会的要素でオレの存在をゴミとも思わないその存在から見下された自分の立場を

再び冷静に取り戻し、改めて自分の感情をもう一人の自分が押さえつけた。

憤慨に値する出来事だった。

悔しさを抑えることを覚えて数十年の間、自分と言う人間の中にいつも別の自分を育ててきた。

そんなことが吹っ切れるには、晴れた空を見る事と、気の合う人とのたわいも無い会話をする事くらいだ。

こうして毎日の多忙を終えて行く。

忙殺される月、7月がすこしずつ終わりに近づいていく。

焦燥感と疲労感の間で。


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