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- 諸行無常 -

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2005年05月23日(月) 見えぬ先の君へ

このメッセージはある君へ向けて書いている。

病床にいる君へ。

人はこの世に生を受けて何を知り何を乞い何を施す。

君は何をして来た。

生を受けて楽しみ、喜び、泣き、笑い、憂い、悩み、人へ施し。

奇麗事を伝える訳でも無く、難しい事を伝えたい訳でも無い。

今必要なのは、自我を認める事。

自分が如何にここに在るのか。

何をして来たのか。

何をしたいのか。

堕落や挫折や、そんな物では無く、大きな壁を攀じ登ろうと一歩を踏み出した君は

これから何をするべきなのか。

君がよじ登った壁は急斜面だ。

その斜面をすべり落ちるのも良し。

小さな窪みを見つけ、しがみつくのも良し。

じりじりと爪を血で滲ませながら、上を見るのも良し。

君の心の中にはどんな君がいる。

客観的な自分なんかどうでも良いんだ。

心の赴く事を言葉にしてご覧。

心の赴くままにしてご覧。

諦めを知っている人は人生を負け戦で生きてきた人だよ。

諦めない事、それは挫折の無い心。

こうなりたい、ああなりたい、そんな気持ちが君を動かして欲しい。

諦める事は一瞬で出来る事。

頑張る事はじりじりと切なく辛く耐えがたい事。

君を知った複数の人間たちが、君に何も出来ずにモヤモヤしている事でしょう。

言葉は必要無い。

心で会話をしたら良い。

きっと聞こえると信じているから。

祈っています。

君の回復を。


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