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- 諸行無常 -

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2004年12月25日(土) 人の死ほどに脆く尊く高尚なものは無い

人の死は脆く儚い。

ついさっきまで付いていた蝋燭の火が

まるで灯火を弱めるかの様に小さく細くなって行く。

やがておぼろげな灯火は息と共に消えて行く。

人の死を間近で見る時

何処からとも無く湧き出る悲しみや大きな慟哭が走る。

それほどに人の死は脆く儚くも

人に影響を与える。

そして消えた灯火は二度と火を灯す事はない。

どんなに幸せでどんなにお金持ちでどんなに名誉が有ったって

人の死を止める事も甦る事も出来ない。

人は死を以って学ぶ事が多い。

死は人に高尚な物の考え方とその後の人生の幾つかを

与え改めさせてくれる。

命の灯火は人の心に深く刻まれ神と同じくして

心の対話の偶像となる。

人は死して天上の人となるのだ。

天上に高尚なる存在として。。。






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