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2004年05月27日(木) 巨大クレーターと巨大隕石

例によって夜中のNHKを先日見ていると地球にその昔大きな隕石が落ち、大きなクレーターを作ったと言うドキュメンタリーがやっていた。

それはUSAにあり、直径だけで4kmもある大きな物だ。

その大きなクレーターが出来るにはホンの小さな隕石の落下の衝撃と岩石蒸気と言う独特な物によって作られるらしい。

色んなシュミレーションで今の地球に当時の大きな隕石(生物を絶滅させたと因する大きさの物)が落ちた場合と言う物をCGによって作られていた。

それによると、衝突時の衝撃よりもその大気圏に突入した時点で熱された熱により

更に衝突時の岩石蒸気と言う物が空高く舞い上がり大気圏をも突きぬけ

そして雨のように溶岩化した岩石蒸気が降り注ぐと言う物だった。

ほぼ24時間で地球全体を覆い、全ての生物、水、静物を飲み込んでしまうらしい。

では、なぜ生物が今こうして我々のように生きながら得て来たか。

それは地殻の中に火山層と衝突した岩石蒸気との間に、かならず影響を受けない場所が地中深くに有るのだと言う。

つまり、七面鳥を丸ごと焼いた場合、中身が半生になったりレアなままだったりする事が有る。

それと同じ理屈らしい。

地球上の生物は耐えられて摂氏100度前後だと言われている。

つまりその中間地殻は100度に達しない事になる。

表面には太陽と同じ熱さの灼熱地獄、そして地殻中心にはマグマ。

その中間には生命が生き延びるに耐え得る環境が有ると言う。

実際、USAのウランなどの廃棄処理場はその昔の隕石落下によって作られた

干上がった海の跡、つまり塩の結晶によって作られた洞穴があり、そこに深く埋められていて、いずれ年を重ねると塩の特徴である膨張によりすべてが塩の結晶の中に覆われると言う自然消化を待つ物が有るらしく

ある研究者がその塩の結晶の中に含まれるほんの少しの水を採取し

調べて見ると、なんと、その中には微生物が閉じ込められていたのだ。

更に驚くべきはその微生物たちを採取し、栄養分を与え培養を進めて見たところ

なんと、再び何億年もの時を経て、活動し始めたのだ。

まさに生命の奇跡としか言いようの無い場面だった。

この様に地球の歴史には興味深い事が多く、おれ自身も中学生の頃に

火星について弁論大会に出た事があるが、おれの天体に対する興味は尽きない。

今回なにより驚いた実験結果は、岩石の塊を炉に入れ、熱した時

溶解する沸点?融点?に達すると、岩石は水の様に泡を立て始め、ブクブクと溶け始めると言う事だ。

実験中のそれも、やはり石とは思えないほど「煮立」って居た。(煮立つという表現がピッタリの状況だった)

おれが生きている内に大きな科学的発見がひとつでも多く

されないかなと、日々思っている。

つい先日もNASAが火星探査に於いて、生物の痕跡、水の存在の痕跡を発見したが

おれがかつて弁論大会に出た時に読んだ本の題材がまさにその様なテーマの本だったので

とてもその発見が嬉しかった。

科学って男はみんな好きな物だと思うけど

夢が有っておれはとても好きだ。

しかし深夜のNHKってためになるなあ〜。

ん〜。


toto