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- 諸行無常 -

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2004年02月05日(木)

俺は元々夜中に何か作業をする事が多い。

夜中の時間は俺の持つトラウマも関係無く自由に自分を出したり

自分の自分だけの時間をノロノロ、ダラダラと過ごしたりしている。

雑誌を広げて見たり、洗濯をたたんで見たり、映画を見たり

色んな事をしながら夜の静けさを過ごしている。

以前は夜が来る事が怖かった。

かつて20年以上前に倒産後の実家から、家族が離れ離れで生活をしていた頃

借金取りやヤクザがドアを叩いたり、電話をしつこくかけてきたり

と、言うのを結構体験した事が、いつまでもしつこく脳裏に焼き付いているからだ。

それでも自分で商売をはじめて色んな場所に転々と拠点を作ったり

生活の場所が移って行く事、少し忙しさでそれを埋める事で忘れる事が出来て行った。

おれはなりたくて事業主になったわけでは無くて、なるべくしてなってしまったと言う方が

合っている形で事業を展開して来た。

社長業って言うのが特別したかった訳でも無かった。

でも映画が元々スキだったせいか、忙しさに追われるビジネスマンを

夢見てた様に、自分があちこちを飛び回る忙しさに憧れたりしていた時が有った。

そして実際そんな忙しさに見舞われた事がおおかった。

でも結果として生んだのは無理が生み出した胃の痛みだけだった。

今は決して毎日の生活が安定してる訳でも無く、むしろ明日の飯を食うのさえ

考えてしまうほどの生活環境になっているが

生活リズムといった点では、自分のリズムを取り戻しつつあるような気さえしている。

そんな気持ちの反映が深夜の自分なのだと今も痛感している。





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