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2002年06月20日(木) 尊き命

また夜中にNHKの特番を見た。

スイスの若干13歳で生涯を終えた
「早老症」
の女の子のドキュメンタリーだった。

早老症は世界に余り例を見なく全世界で僅か30名ほどの症例に
過ぎず、まだ正確な原因がわからないのだそうだ。

その子の名は「サブリナ」といい
賢く普通の女性と頭の中身は一緒なのだが
早老症の気配は2歳頃から発症し髪は抜け落ち目の周りはくぼみ
全体的に細くなってしまい
成長も1mで止まってしまった。

多くがそのような症例のまま12〜3歳で生涯の幕を閉じるらしい。

生き急ぐが為の精神的なアンバランスな成長。
死期を解ると言われ死期間近には落ち着いてしまうと言う。

命の尊さをまた改めて知らされる結果の番組だった。

どんなに豊かな世界になっても
満足に生活すら与えてもらえない尊き命もまた有るのだと
ここに改めて知らされた。

命。。。

心だけでは生き続ける事の出来ない
「ヒト」という名の生き物の微かな部品。

高名も金銭も命は求める事が出来ない…。


toto