speak like a...child

 

 

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What I'd be without you - 2004年03月06日(土)

『Love Actually』を観た。
ダンサーのカップルと鉢合わせて驚いた。

安直で短絡的な流れには目を瞑るとして、人物相関が面白く、
自分の記憶と重なる場面が鏤められていて温かくなった。
全員が必ずしも幸せになれるわけではない結末にも頷ける。

場面ごとの曲を楽しむという良さもあった。
Norahの“Turn Me On”が流れるシーンが印象的であったし、
ラストの“God Only Knows”はあまりに慣れすぎて聴くともなく体内を駆け巡り、
幼い頃、去りゆく人への贈る言葉に用いた記憶を呼び覚まされるようであった。

映画の話はこれくらいにして。


最近は何かにつけてシノさんのことが頭を過ぎる。かなりの頻度である。
就職活動に遠からず起因しているのが分かるので余計に手に負えない。
全く以てたちが悪いとしか言いようがない。

東京に近づく度にミトさんのことを案じてみるものの、
相変わらず電話にもメールにも応じる気配がなくてお手上げ状態である。

ポヤンは相変わらずポヤンとしている。
飾ることがないからゆったりと寛げる相手ではあるが、
必ずこちらからボールを投げないと返ってこないもどかしさがついてまわる。
最初期に月の人間だと認識した通り、その傾向が顕著に現れているようだ。

月の人間同士でどうしたら幸せになれるだろうか、
テーブルを挟んでいつもそんなテーマを抱えている。
暴走しかけたITERの如き太陽よりは当然扱いやすいが、
もどかしさはいつしか物足りなさに変わる気がしてならない。

尤も、もう変わっているのだとしたら結論は出ているようなものだ。



BGM : 「God Only Knows」 / The Beach Boys

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