気がかりな手がかり - 2003年09月17日(水) 付箋に書いてあった字が僕の筆跡だと キミはいともたやすく看破する。 僕はキミの筆跡を見分ける自信がない。 それがすごく、悔しい。 例えば、 みんなが同じ姿形をした世界に 僕とキミが放り込まれたとして、 その人込みの中から僕は何を以て キミを見分けたらいいのだろう。 僕にはもはや、 膨らませた頬をつまんでみることくらいしか思い浮かばないのだ。 それでも、 キミがキミの反応をしてくれなければ、 キミだけの感触がこの手に還ってこなければ、 それでおしまい。 だから、 悔しいなぁ。
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