HEAVEN - 2003年08月16日(土) 清々しく澄み渡る空だった。 墓地が佇む小高い丘の公園から 100km先の山の形がはっきりと見てとれた。 ところが、峠を越えてから空模様は一転し、 微弱ながらもしつこい雨が路面を濡らした。 およそ230kimの道程。 好天ならば景色に目を見張ることもあれど、 雨に打たれては雄大な自然も形無しである。 舞い戻った街は思いの外 肌寒かった。 それでも通りの活気は翳りを知らず、 雑踏の片隅では歌声が響く。 天国への階段は地下へと続く。 クラッチを踏み続けた足は床を踏み鳴らし、 バーボンを片手にブルースに酔いしれる。 そう。 扉はいつでもそこにある。 BGM : BLUES FILE NO.1(Live)
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