speak like a...child

 

 

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Good Job! - 2003年02月26日(水)

前期試験二日目終了。
受験生の皆さん、お疲れ様。
帰ってゆっくり休んでください。

そう言えば、オレのときは帰りの新幹線が途中でフロントガラスにヒビが入って、
30分だか1時間だか立ち往生してました。その間、駅で買ったキルケゴールを
読みながら「死に至る病は絶望である」と反芻してたものです。疲弊の頂点でした。

受験生の皆さんは明日からはしばらくパーッと遊ぶことをオススメします。後期の準備も
あるだろうけど、一旦は張りつめた気を抜いて、またゼロから充電し直すのが良いです。
やっぱり気を許せる友人に会うのが一番でしょうか。現役生は卒業式もあるでしょうし。
大切なひとときを楽しんでください。



どうにもこうにもメーラーの調子が悪いですよ。実はこの原稿も
メーラーの下書きを使ってこまめに保存しながら書いてるわけですが、
リターンを押すとエラーアラートが出て、強制終了されてしまいます。
書きかけの原稿やメールの返事をこれまで何度消されてしまったことか。

4,5日更新が止まったら、システムの総入れ替えを敢行しているか、
ついに彼女ができたなと思ってやってください。(ないない)



BGM : 『承』 / 木下 伸市

昨年の紅白歌合戦は全然興味がなかったが、上妻宏光が出演するとのことで、
その瞬間だけを心待ちにしていた。いざ蓋を開けてみると、上妻の独演ではなく、
同じく津軽三味線を携え、対極に位置する男がいた。彼こそが木下伸市である。

先日、フジテレビで放送された上妻のアメリカ行脚の様子を見て、
三味線が分解できることを初めて知った。恥ずかしい限りである。

一般にギターは“acoustic”であっても“electric”であっても、その“鳴り”はボディに因る。
“electric”はピックアップとアンプで鳴っていると思う人が多いがそれは間違いである。
だからこそマホガニーやメイプル、ローズウッド、アルダーなど木の材質にこだわるのだ。

ネックの“鳴り”を余すことなくボディに伝えるとき重要とされるのがネックとボディの接合である。
接合(ジョイント)の方法はセット・ネック、スルー・ネック、ボルト・オンなどが挙げられる。
それぞれに利点はあるが、基本的には接合したら滅多に外すことはない。
音の表情やサスティーンの風合いが変わってしまうからだ。

“acoustic”の楽器でも生み出した音を逃がさない工夫は為されている。
バイオリンやコントラバスなど中空の弦楽器は一般に“魂柱”が通っている。
器体の表板と裏板の間に立てる柱で、全体に音を伝達し、均一に鳴らす役割を為す。
これが抜けていると文字通りその楽器には魂がないことになる。

一方で三味線が分解できるというのは至極驚いた。以上のことからすれば、
三味線は一体“どこで”鳴っているのだろう。胴の皮だけで鳴るのだろうか。
駒が重要と聞いた気もする。継手が常に変わらぬ音色を保証するというのなら、
そこにある伝統工芸の技術は如何様なものなのだろうか。先人の業は奥が深い。


ちなみにCDを聴いて録音レベルの低さが気になった。
もともと音圧のある楽器でないだけに音量を上げて聴かなければならない。
レコード会社を見たらavexか。CCCDだもんな。エドくんに聞いてみるか。

今日はこっちの文面が長くなってしまったなぁ。(・。・;)



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