思考不全 - 2002年10月23日(水) 数学科から離れた途端に数学の専門書が気になって立ち読みなどしてみると、 意外と読めてしまうことに気付く。なんとも現金なものだ。そこが人間臭くていい。 4年で専攻してたはずの“dynamical system”に関する和訳本があったので つい欲しくなってしまう。学部のときにこれがあれば苦労しなかったろうに。 しかし、趣味と見栄だけで買うには一万円は高すぎる。いずれ買おう。いずれ。 卒論のためにと友人に依頼された証明は依然として解けない。もう一週間になる。 一見すると初等幾何の問題なのだが、厳密な証明には微分幾何学が必要らしく、 幾何学概論をことごとく回避したものだから、当然のように壁にブチ当たってしまった。 積分を応用して何とか解けないものかとあがいてみるが、力及ばずして頓挫。 こういうときだけいい格好を見せようとしても積み重ねが足りないからダメなのだ。 さて、謝るか。卒業できなかったらゴメンよ。 昔のことばかり語っていてもちっとも前に進まないので、たまには最近のことを語ろう、 と打ったらフリーズの直後に“ので”が4つも繰り返されたゼ。ワオ。毎度のことだけど。 最近。 戸惑いが一つ、二つある。 肉体の内側を走り、感情の外殻に巡らされる物差しがそれを認める。 自らの平衡感覚を失わないためには、実に高性能な尺度に成り得るが、 たまにはそれを取り払ってしまった方が具合がいい。 至極単純なこと。肝心なのは体裁や建て前じゃなくて、 自分が誰を一番見つめていたいか、それだけなんだろう。 絶対に振り向いてくれないから諦めるとか、彼氏がいるから気が引けるとか、 そんなことでは気持ちの正体は疑わしい。始めから存在したかすら怪しい。 ただの白昼夢に魅せられていただけか。 遠ざかる幻影に追いすがっていただけか。 結局僕は囚われているのかもしれない。 BGM : 『一期一会』 / スピッツ・トリビュート いろんなアーティストの新たな解釈が楽しめます。特にベースラインに興味津々。 POLYSICSは初めて聴くのですが、彼らの「チェリー」はクリムゾンを彷彿させます。 ブックレットの解説を見たら“DEVOに憧れて・・・”ともあり、少し懐かしくなります。 プログレなスピッツ、おもしろいじゃないですか。 あと、小島麻由美バンザイ。次の日曜は彼女に会いに秋田まで行ってきます。楽しみ♪
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