prize - 2002年10月10日(木) 僕はとにかく読書感想文の類が大嫌いな小学生時代を過ごしておりましたが、 小学校2年のときにノーベルの伝記を読んでなんとか書いた記憶があります。 なにやら田中氏のノーベル賞受賞に湧いてるうちの学校ですが、 43歳という若さと民間所属であるという2点が他の研究者の 活性剤になってくれることを願います。 しかしながら、電気電子を卒業して化学賞を受賞するのですから 研究というのはどこでどうつながっているか分からないものですね。 僕は学部も来年の院も共に実験系ではないので研究者とは 一線を画す分野にいますが、学部を転向した自分にも まだまだ可能性は広がってるのだと勝手に再認識するわけです。 なにはともあれ、おめでとうございます♪ そういや、インタビューで「僕もノーベル賞目指してがんばります。」なんて言った学生は まさかあれが全国ネットで駆けめぐるとは思ってなかったでしょうな。 もうちょっといいこと言っておけば良かったと後悔してるんでしょか。 我が友人Tylor氏も学校で実験中のところを記者に捕獲されて興奮気味に話されたそうで、 コメントが実名付きで新聞とネットのニュースで全国に流れました。 ええ、大爆笑させてもらいましたよ。(^m^) 大学で数学をやっていると言うと、「目指すはノーベル賞?」などと言われてましたが、 ノーベル賞の表彰は物理学・化学・医学・生理学・文学・経済学・平和の6分野で、 数学はその対象にありません。 その代わり、数学にはフィールズ賞というのがありまして、 4年に一度の表彰、さらに受賞資格は40歳未満という厳しいものです。 日本人では過去に小平邦彦氏(1954)、広中平祐氏(1970)、森重文氏(1990)の 3人が受賞されております。 賞金総額が1億円に昇るノーベル賞(複数名受賞の場合は分割)に比べて、 フィールズ賞は140万円ほどの賞金ですが、得られる栄誉にしてみたら 賞金なんてどうでもいいのかもしれません。 クレイ研究所が数学の未解決問題のうちの7つにそれぞれ100万ドルの賞金を懸けました。 7つとも解けたら7億円ですので興味がある方はドーゾ。(^m^)
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