ちいはんの衣装室。
心の奥に眠るホントの気持ち

2006年11月03日(金) 突然の行動

それは昨日の出来事。

ここ数日で体調崩してたあたしは
精神的にも不安定だった

仕事の休憩中
彼に電話した
つながらない…
昨日遅かったみたいだし
寝てるのかな?

ケータイは彼とのプリ待ち受け

ー会いたいー

口から言葉がこぼれた

会いたい…


今日彼は仕事定休で休み

行っちゃおうかな…

体調悪いのに
それ以上に精神的な温もりを求めた

これじゃダメだ…
仕事に身が入らない
こんな状態でやってても
気分悪くて動き鈍いし
使い物にならないし
下手したらクレーム起こしかねない


仕事途中で早退した
彼にメールした
「今から行く。迎えに来て」

突然の行動

もぅ止める「理性」は残ってなかった

家とは逆の電車に乗る

高速バスのバス停に立つ

バスに乗り込み
目指した先は彼の地元

バスに揺られる時間さえもどかしい


すっかり陽も落ちたバス停に
あたしは降り立っていた

迎えに来てくれた
見慣れた白い車

「どうしたの?!」

「…わかんない。なんか…来ちゃった」

他に言葉が出ずに
ただ自分の行動に驚いた

彼はあたしの手を握り

「そっか」

と言った。


ご飯食べて
彼は実家だからホテルに泊まる


しょーもない深夜のテレビを見ながら

彼の隣に
ただ座ってた

隣にいる…

ただそれだけで
あったかくなれる気がした

話して
笑って

この瞬間を大事に胸にしまい込んだ


明日も仕事だから
眠らなきゃいけない

ベッドに横になり

枕を重ね

また話をした

「今この瞬間が一番幸せ…」

本音だった

「ちぃさぁ、どうする?もっといい男がすぐ現れるかもしれないよ?」


いい男が現れたとしても

あなたがいい

何をするにも気兼ねない
本当に自然な関係でいられる
あなたがいい


そのまま眠りに落ちた



仕事だから早起き

準備して

ソファでコーヒーを飲みながら

(あぁ、帰ったらまた一人なんだ)

と思うと

「頑張ってね」と言う彼を見ると

苦しくなった
辛くなった

初めて彼の前で泣いた

電話越しには何度もあったが
目の前では泣かなかったのに

ダメだった

優しく抱きしめられたら
あたしの涙腺は決壊を破るように

涙を流した

一人は嫌だよ…

ワガママになってった


彼になだめられ
仕事に向かった


唐突な小旅行でした


そして今

また一人の夜を過ごす…


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