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悲しい時に思うこと - 2002年10月01日(火) 自分の人生について ふと振り返ってみました。 17歳の時に心底惚れた男を 親友に寝取られて気が狂ったり 20歳の時に妊娠したまま捨てられて 未婚の母になったり 23歳の時に、浅墓にも妊娠して 子供を堕ろしたり 全く、ろくなものではありません。 それでもアキラが居てくれた、この7年間 あたくしは本当に幸せでした。 アキラは本当に、子供のような人で 一人で生きているような顔をしていて 身勝手な事ばかりして 素行が馬鹿みたいに悪くて 何度も泣かされて、何度も悩まされたけど 泣いたり悩んでいた時間より 笑っている時間の方が多かったから 今まで生きて来た中で 一番安心出来た幸せな時間でした。 アキラが留置されてから あたくしは待つ事だけを考えて アキラの身を毎日案じて アキラに必要な物を全て揃え 毎日のようにアキラに逢いに行きました。 真実を知るまでは・・・。 アキラはどうして あたくしを選んだのでしょうね。 あたくしは、自分の過去を振り返ってみて 不幸な人間だとは思いません。 只、悲しい事が多かっただけです。 あたくしにとって悲しい事であって 人様からしてみれば たいした事では無いのかもしれません。 あたくしの生きて来た道は あたくしが選んだ事なのですから 自分が苦しむのは当然の事であり 誰に助けを求めてもいけないのです。 でも、あたくしは アキラに助けて貰いました。 子供を堕ろして戻った時 アキラが笑って待っていてくれたのが あたくしの唯一の救いでした。 何故、そんな事が出来たのか あたくしには分かりません。 アキラに、つい最近になって 「あの時、助けてくれて有難う。」 と、ずっと言えなかったお礼を言いました。 アキラは、あたくしに 「あの時って何?」 と、聞き返しました。 アキラは、あたくしを助けたとは 思っておりませんでした。 アキラはそういう男です。 頭で考えて、善意を行わない男です。 ですから逆に、頭で考えて 悪行を成し得ない男なのです。 只の、馬鹿な男です・・・。 あの時、笑って待っていてくれたのだから あたくしもアキラが帰って来る時に 笑って待っていたかった。 でも、それは叶わぬ夢です。 あたくしはアキラを 返す所に還さなければなりません。 最後の最後に アキラに報いる事が出来なかった自分が 悲しくてなりません。 今はただ、悲しいばかりです。 ...
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