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『2択とバスタブ』のこと - 2002年01月24日(木) この物語はフィクションであり 実在する団体名、及び 人物とは一切 関係ありません。 って事で、皆様今日も有難う御座居ます。 各務 優有で御座居ます〜。。 さて、上記。。 何の事でしょうか??? 今日はちょっと、いつもと形式が違うのです。 いや・・・ 明日からはいつも通りの日記になりますので どうぞ宜しくお願い致します m(_ _)m では、何も言わず ど〜ぞ!!! ご苦労様です。 遺体は・・・? 死後10日といった所でしょうか? 詳しい話は鑑識の結果が出てからになりますが。 死因は? まだ判明してませんが、他殺と自殺両件で・・・ ・・・何だ?コレは??? それが、何故か部屋の真ん中に・・・ 『バスタブ』があるんです。 僕はカッコいい方だとと思う。 少なくとも、子供の頃から女の子にはよくモテた。 僕の実家は、父が代議士をしている。 後を継ぐのも悪くない。 けれど、今折角医学部に通っている訳だし カッコいい医者として、人生を通すのも悪くないと思う。 僕には彼女がいる。 彼女は、皆が羨むほどに綺麗だ。 僕につりあいの取れたいい女だ。 親の仕送りのおかげで 僕の生活は全く不自由が無い。 いや、むしろ贅沢な方だと思う。 僕のマンションは オートロックのワンルーム。 まぁ、親が用意してくれた物だけどね・・・ 家具だって、全部一式揃えてもらった。 多分あっちこっちから取り寄せた高級品なんだろうね? 僕は知らないけど・・・ 僕自身、面倒な事は嫌いだ。 だから、親の敷いたレールに乗る事だって嫌じゃない。 むしろ楽なくらいだ。 だって、自分で選択するなんて面倒じゃないか? しかし、こんな生活をしていてもストレスが溜まる。 僕は癒しの空間を求める。 僕の癒しの空間・・・。 それは、この『バスタブ』だった。 僕は子供の頃から、狭い場所が好きだった。 僕の家は元々大きかった。 家にはいつも、人がいた。 父の関係で、来客も多かったし 使用人が必ずウロウロしていたからね。 必ず誰かが、僕を見ていた。 1人になりたい・・・。 でも、そんな空間は何処にも無い。 1人になれる時、それはトイレに入る時と 風呂に入る時だけだった。 僕はどうも、潔癖症らしい・・・。 1人になれるのだと分かっていても トイレという空間は好きになれなかった。 でも、風呂は好きだった。 子供の頃から大好きだった。 たったひとつの、僕が癒されるスペース・・・。 僕は、医学部に入って実家を出た時 しめた!と、思った。 ずっと1人でいられるのだから・・・ しかし、この広いワンルームは僕には落ち着かなかった。 バスタブ・・・。 そうだ!風呂なら安心出来るかもしれない。 駄目だ。広すぎる。 此処のバスタブは大きすぎる。 僕は狭い所が好きなんだ。 癒されない僕は、小さな『バスタブ』を買った。 そっと・・・入ってみる。 嗚呼。此れだ! 僕は、こんな場所が欲しかった。 此処なら僕は癒される。 この日以来、僕は毎日バスタブで丸まって眠った。 そんな生活をして、数年・・・ 僕は、このバスタブ以外で眠れる事は無かった。 部屋にバスタブがあるなんて変だろう? だから僕は、誰も此の部屋には入れない。 彼女だって入れた事は無い。 RRRRRRRRRRRR・・・・・・・・ もしもし? 私・・・。 ああ。 今すぐ逢いたいの。 何処にいるの? マンションの前・・・。 今行くよ。 部屋に・・・行っても良い? いや、出て行くから待ってて。 ・・・・・分かったわ。 僕は、いつものホテルの予約を取った。 何処行くの? いつものバーに行こうよ。 ・・・今日も? 車に乗って!? ・・・・・うん。 ねぇ・・・? 何? どうして部屋に入れてくれないの? 男の部屋なんて散らかってて見せられた物じゃないよ。 そんな事、気にしないのに・・・。 僕は恥ずかしいよ。 ねぇ、本当は女の人と住んでるんじゃないの? いつも言ってるだろう?僕には君しかいないよ。 じゃあ、どうして? 君は喧嘩がしたいの? ・・・違うわ。 人前で女性がこんなに声を荒げちゃいけないよ。 だって・・・! 部屋を取ってある。行こう・・・ 僕は席を立った。 彼女は不機嫌ながらも、僕の後をついて来た。 部屋に入れないと僕は君の物にならないのかい? そうじゃないわ・・・。 僕はいつも、君を一番に思ってる。 君が逢いたいと言えば、いつでも逢うし 携帯電話の着信履歴やメールだっていつも見せてるだろう? ・・・ええ。 何もやましい所は無いよ。君だけを愛してるから・・・ ごめんなさい。 そう言って、彼女は泣いた。 以前も同じ事があった。 僕は、彼女を抱いてやった。 抱いてやれば安心するんだ。 女の心は、お手軽なものだ。 正直言って、女という生き物は面倒だ。 しかし女を作らないと 次から次へと女からの攻撃が止まない。 振って怨まれるなんて、まっぴらご免だ。 言っておくが、僕は彼女以外に女はいない。 女にがっつくなんて僕の品位が損なわれるじゃないか。 そもそも、修羅場なんて面倒な事はご免だ・・・ ・・・・・。 目が覚めた? 眠らないの? ああ、大丈夫だから心配しないで。 少しでも眠った方が良いわ。 僕は、君の寝顔を見ているのが好きなんだ。 でも、貴方いつも眠らないんですもの。 そうだね、少し眠るよ。 仕方なく、眠ったふりをした。 嗚呼・・・ 眠れない。 僕はあのバスタブじゃないと、眠れないんだ。 彼女とは、ホテルで朝食を共にして別れた。 安心した彼女は、笑顔で帰って行った。 ・・・・・眠い。 早くあのバスタブで眠ろう。 此処は良い。 僕の癒しの空間は素晴らしい。 ・・・・・? 眠りにつこうとした瞬間、僕は気がついた。 いつも、何となく思っていた。 何かが物足りない。 そうか!蛇口だ。 このバスタブに蛇口がついていたら、何て素晴らしいんだろう。 僕は、居ても立ってもいられなくなった。 何時間かかっただろうか? 僕は無理やり、このバスタブに蛇口を取り付けた。 ・・・夜中か? 外は既に真っ暗で、人通りさえ無かった。 僕は昨夜、一睡もしていないんだ。 眠ろう。 蛇口のついた、僕のバスタブで眠ろう。 嗚呼・・・。 僕の癒しの空間は、何て素晴らしいのだろう。 喉が渇いた・・・。 何時間眠っていたのだろう? 外は・・・? まだ暗いか。 ・・・水。 水を飲もう。 そうだ!此処には蛇口があるんじゃないか。 僕の癒しの空間は、何て素晴らしいのだろう・・・ 喉の渇きを満たした僕は、再び眠りについた。 | υ ぽちゃ〜ん。 ご苦労様です。 遺体は・・・? 死後10日といった所でしょうか? 詳しい話は鑑識の結果が出てからになりますが。 死因は? まだ判明してませんが、他殺と自殺両件で・・・ ・・・何だ?コレは??? それが、何故か部屋の真ん中に・・・ うわ! 僕は飛び起きた。 変な夢だった・・・・・ 水道を閉め忘れて、凍死? この僕が? そんな無様な死に方してたまるか。 全く、変な夢だ。 ・・・・・ん? 喉が渇いた。 ああ、そうか! だから、あんな変な夢を見たんだ。 ・・・・・水。 いや待て。 水を飲んだから死んだんだ。 そうだ。 お湯を出せば良いんだ。 たった、其れだけの事じゃないか・・・ | υ ぽちゃ〜ん。 ぅあち!!! ・・・・・驚いた。 僕は、蛇口を閉め忘れたようだ。 あの夢は、何かの暗示だったんだろうか? しかし、僕は死ななかった。 当たり前だ。 ははははは・・・ しかし、びしょ濡れじゃなか! ・・・着替えなきゃ。 僕は、バスタブから足を踏み出した。 わ! ガン ★= ご苦労様です。 遺体は・・・? 死後10日といった所でしょうか? 詳しい話は鑑識の結果が出てからになりますが。 死因は? まだ判明してませんが、他殺と自殺両件で・・・ ・・・何だ?コレは??? それが、何故か部屋の真ん中に・・・ どうやら僕は、足を滑らせて バスタブに頭を打って死んだようだ。 何だ。 結局僕は、死ぬんじゃないか・・・・・ ってゆ〜・・・・・ 変な夢を見ました! <(T□T‖)>バカみた〜い!←バカなんだよ。 しかも勝手に豪華キャスト出してました(汗笑) 僕 窪塚 洋介 彼女 柴咲 コウ 刑事1 北村 総一朗 刑事2 臼井 晃 いやぁ、昨夜さぁ。。 1時間位しか寝てないのよ。 ウサギさんに起こされちゃってねυ その後眠れなくなっちゃったの(涙) しかし(滝汗) たった1時間あまりの睡眠で あんな夢見なくても良いだろう? ・・・・・優有ってば(滝汗) いや、ワリと変な夢はよく見るんですが こんなオチが着いてる夢も珍しいです。。 何なんでしょう?優有の脳みそは・・・? 発酵してんのかなぁ??? ま、腐ってる事には間違い無いや (T▽T) でも、この物語について どうしても不可解な疑問が残るのよ。 お湯ってさぁ? 一定量出てないと暖かくならないよね? ウチがガス式だからかなぁ・・・? それともう1つ・・・ 何でさぁ〜? 彼女は ワタシじゃねぇんだよ=3 ワタシの夢なのにぃ〜(涙) ...
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