『スウィート・バイエル』
『スウィート・バイエル』

モクジ 今ヨリ、カコへ 今ヨリ、ミライヘ


2012年10月28日(日) 愛のcoda で恋愛文学

ここ数日、ヒマさえあればこの曲を聴いている私。
 
 
キリンジ 「愛のcoda」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2510297
ニコ動
 
http://www.youtube.com/watch?v=ByrAdH9uvoc
youtube (Live版)
 
 
兄の曲も
弟の綺麗な高音の歌声もさることながら
歌詞が。
歌詞が素晴らしい。
 
「愛のcoda」の歌詞は
私の2012年にふれ合った「恋愛文学」のナンバー1に確定。
(遅読ゆえ、一年の読書量が微々たる私ということも、
 この作品はキリンジ初期の作品ということも、一旦タナにあげましょう(苦笑))
 

キリンジ 「愛のCoda」
歌詞
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B03170

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「不様な塗り絵のようなあの街も
 花びらに染まってゆくのだろう」
 
「胸の傷から夕陽が溢れて
 軋む列車を追いかけて
 赤に浸す 青が散る 夜に沈む
 星がこぼれた」

「雨に負けぬ花になるというの?
 やわらかな心を石に変えて」

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この言葉使い、比喩、言葉や文章のの順序。
 
……惚れました。
 
 
特に
「夕陽が溢れ→赤に浸す→青が散る→夜に沈む→星がこぼれた」
「雨に〜やわらかな心を石に変えて」
に、個人的に唸ってしまいました。
 
 
 
こういう
一見、よく分からないような(笑)
うまい比喩と美しい言葉を使った歌詞が、私はたまらなく好きだということも
再確認。
 
 
以前、官能翻訳小説のリライト(ゴーストライター?)をやっていたときは
崎谷健次郎の一部の曲の歌詞を読みまくり必死に模倣……いや、学習しました(苦笑)
  
美しい官能表現には、
こういう単語の組み合わせが、非常に効果的なのです〜。
 
 
一般的に思い浮かぶ単語と単語の組み合わせではなく、
わざと少しボタンを掛け違えて印象を強くするような、
服の組み合わせで、あえて素材を変えたような。
一瞬「ん?」と思わせる、そして触れた人を唸らせるこの感覚。

……欲しいなぁ。勉強しなきゃ。語彙を増やさなきゃ。

 
しかし。
 
何気にずっとキリンジ好きだったのに。
どうしてキリンジの歌詞のすばらしさには気づかなかったんだろう。
 
ああ、堀込兄のような言葉を紡ぐ書き手になりたい。
そして、堀込兄のような彼氏が欲しい(笑)←面倒臭そうだけど、個人的にはたまらなくツボ♪
 
 
 
 
ところで
この職人さんの作品、すごっ!!!!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16460176
上出来すぎる〜
そして、兄ちゃんがフリーダムでおいしすぎる(笑)


谷藤 麻瑚 MAILスウィート・ハノンHP(改装・再開予定)

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