『スウィート・バイエル』 モクジ | 今ヨリ、カコへ | 今ヨリ、ミライヘ
〜 8月31日 LYCOSの日記より 〜 この一年。LYCOSで日記を書いていた一年。 ・男友達が海外に行くことになって ・膀胱炎になって、ついでに受けたガン検診から子宮筋腫が発覚して ・ホルモン療法が始まり、筋腫についてさんざん調べて ・光文社のVコレクション・アンソロジー集の話がどんどん変わって ・官能翻訳作品リライトのお仕事もらって ・忙しさと副作用から、身体を壊して ・偽閉経状態の辛さに泣いて ・Web上のとある場所で、ご主人様と知り合い、メール交換を始めて ・ピンキッシュカフェ・官能コンテストが再開し、 オリジナル創作をまた書くようになり、「私の彼はハムスター」を応募して ・香川潤先生に作品を褒められて ・性欲が無くなること、sexでの濡れの悪さと痛みと出血から、閉経の悲しさを知って ・sex後に調子が悪くなり、そこから婦人科に通い始めて ・光文社のVコレクション・アンソロジー集に作品が掲載されることが決まって ・酷い風邪を引いて ・印刷直前で作品が「女性向けじゃない」ということでボツになり、 かといって下ろしてもらえず、かといって作品以外は全て差し替え不可なので 講評・私のコメントに合った作品を「新たに書き下ろす」ことにして 「出版社に恩を売ってやろう!」といわれたけど、 原稿出した後はそんなことはひとつもなくて(笑) ・お正月は仕事して、1月4日にホルモン療法の副作用による 関節の痛みにベッドで泣きながら「ヒヨドリ」を書いて ・産婦人科の誤診が発覚し、やっと合った薬をもらって、2ヶ月わたる炎症治療が終わって ・6ヶ月にわたるホルモン療法がおわり、再び始まったホットフラッシュ(酷いほてりと発汗)に泣いて ・ピンキッシュカフェコンテストに3作目の「秘色(ひそく)の呪縛」を書き、 他の編集者に見せたいと思ったという嬉しい講評をもらいつつ、 そんなことも特になくて(苦笑) ・ご主人様といろいろな話をするようになり、「いつか逢おう」という話がもちあがって ・腎盂腎炎にかかり、5日間点滴に通って、会社1週間休んで ・腎盂腎炎でお腹が酷く腫れ、筋腫が元に戻ってる以上のことになってることが発覚して ・婦人科が有名な病院に行ったところ、「早急に子宮全摘」と言われて ・青天の霹靂的な診断に泣いて ・納得いかず、いろいろ調べて、セカンドオピニオン候補の病院情報を母の友達からもらって ・男友達が海外を諦め、国内某所の会社に就職を決め 男友達との関係にピリオドを打ち、泣いて ・セカンドオピニオンの病院に紹介状をもって行き、 「たぶん、子宮温存・核出手術でいけますよ」と診断され、安心して、 ・男友達と最後の逢瀬の約1週間後にご主人様と初めて逢い、 バーチャルではない、現実の主従関係となって ・いろいろな文芸&官能公募に応募するという、「公募生活」が始まって ・ご主人様に、アナルとガンダムの調教を受け始まって(笑) ・TBS系深夜番組「Pooh!」に、ちょこっと出て ・逢瀬の為に着る下着を集めはじまって(笑) ・誕生日プレゼントにご主人様から首輪をもらって ・ストレス性じんましんになって、6月の手術が7月に延びて ・誕生日が過ぎて、年齢をひとつ重ねて ・入院1週間チョイ前に膀胱炎になって慌てて医者にいって ・ご主人様にたくさん抱かれて送り出され、 会社で明るく送り出され、 友達にいっぱい入院グッズをもらって送り出され、 皮膚科と内科の先生に体調を心配されながらも明るく送り出され、 生まれて初めての入院&手術へ ・入院生活はなかなか面白くて、ナース中村さんはかわいくて♪ ・手術後1日目は痛くて辛かったけど、 あとは「自分の身体攻略!」という勢いで楽しくて ・同室の出産後のママさんに色々お話聞いて、元気もらって ・退院したくなーいと、ごねて(笑) ・光文社「リアルロマンス大賞」で「優秀賞」頂いて 病院から公衆電話で編集部に連絡をして(苦笑) ・14日入院予定の所、術後の経過が良くて…… それでものばして(笑)13日で退院して ・自宅療養でストレス溜まりまくって ・ご主人様と初めての「えっちなし」「酒飲み」デートをして、 ・初めてのガンプラ作って ・ピンキッシュカフェ・携帯用掲示板つくって、 新しい読者と交流を持つようになって(思いっ切り苦笑) ・約1ヶ月ぶりに会社に復帰して ・生まれて初めて、いろいろな保険金をもらうために調べて、手続きをして ・会社同僚Nちゃんの結婚がついに決まり、遠くに行くことも決まって 別れは悲しいけど幸せを祈りたい。 そして……あやかりたい(苦笑)そんなことを思って……(笑) 気がついたら8月が終わる。LYCOSに来て一年が過ぎていた。 記憶力の悪い私でも、ざーっと思い出しただけでも、これだけのことがあった一年。 そんな私のつたない記録日記を 今まで読んで下さったみなさま、ありがとうございました。 ご主人様との関係。 「手術が終わる迄の期間限定」と、自分の中で決めていたけれど、 ご主人様に 「先のことは何も言えない。でもこの関係が一日でも長く続けばいいと、わたしは思っている」と言われ。 無理矢理関係を終了させず、このまま関係を維持することになりました。 終わりの日は早いかも知れないし、意外と先かも知れない。その日まで、私はきっとご主人様との関係を書き続け、記録として残していくこととでしょう。 エロもの書きのタマゴとしてもどうなるか分からないけれど、 これからも、コロコロコロコロと「もの書きの道」を転がり続けることでしょう。 これからも、もがきながら・愚痴りながら・落ち込みながら、そして笑いながら 「飄々と」転がり続けていきたいと思います。 そんな記録を、今度は「エンピツ」で書き続けます。 よろしければ、これからもおつきあい下さい。
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