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2003年10月16日(木) 金木犀。

なんだか更新の仕方を間違えたらしく、昨日と今日同じ日記をアップしちゃいました(恥)
暇に任せて(笑)再更新しますね^^


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実家での生活は、やっぱり気楽だ。
言いたいことも、ここでは我慢せず言うことが出来るし。

そのせいなのか、それともこれまでが忙しくてなかなか気づかなかったのか
昨日の夜から、「光」←詳しくはコチラが良く動く。
お腹の上に手を当ててもよくわかるくらい、はっきり。

「ここが私が育った街なの」

そんなことを話し掛けながらのんびり散歩をしたり、家事を手伝ったりする。


あんなにひどく悩んでいた、色々なことも
遠く離れてしまえば、なんだか面白おかしく思えてくるから不思議。
大変だと言うことはよくわかってるけど、ここで考えると見えなかったことまで良くわかるような気になる。

母に頼まれた買い物をするために出かけた帰り、
懐かしい通学路を通った。
ちょうど下校時間だったらしく
大きなランドセルをしょった小さな小学生達が数人で前を歩いていた。

金網を木の枝でたたきながら歩く子、友達とふざけあいながら歩く子
そんな友達をお母さんのように注意する子。
あんなふうに自分もこの道を歩いていたんだなあってしみじみ思った。

途中で金木犀が優しく香った。
「あ!金木犀の匂いがする!」
小さな女の子が、香りのする方向に走った。
私も、小さい時香りをたどって、この木を見上げたことがあったっけ。


子ども達を見ながら自分の幼い頃を思い出していくと、
知らず知らずのうちに歳を重ねてしまったことや
大人になった分色々背負い込んで凝り固まってた心に気づいた。

忙しくて、追い詰められてバタバタすればするほど
視界が狭くなって、結局大切なものを見落としてしまうのかもしれないと思った。
もし、お店でのごたごたを引きずったままこの金木犀の脇を通っても
そんな懐かしい思い出も、もしかしたらこの香りにもすら気づけなかったかもしれない。

ここで、自分の心をニュートラルに戻して、
エネルギーを一杯溜め込んで
やすくんの元に帰って、心底笑って話せることが
もしかして、遠く離れた私に出来ることなのかも。


そろそろ店が開店する。
気にはなるけど、やすくんがいるんだから大丈夫。


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