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2003年05月29日(木) 記念いべんと 計画ちう。


「俺さ、2日と3日休みになったよ」

やすくんが仕事から帰ってきて、
玄関のドアがガチャガチャ開く音がしたかと思ったら
そんな言葉が聞こえてきた。


6月2日は、私たちの記念日。


会社の粋な取り計らいとか、そういう特別な物だったわけではなく、
たまたま別の人の休みと入れ替えられてそうなったらしいけど
そんな素敵な偶然に感謝したくなる。


「せっかくだから、どこかに行こうよ」


思いつくまま、気の向くままが好きなやすくんなのに
着替えをしながら、いろいろな場所を口にする。

「ディズニーランドに行く?でも、なんかありきたりだよな。
 本当はさ、結婚式を挙げたホテルに泊まりたいんだけど、
 遠すぎて無理だしな。
 そうだ、だったらどっかの温泉にでも泊まりに行く??」

少し遅めの夕食の準備をしながら、やすくんの話を聞いていた私。
ご飯を食べ始めても、やすくんの頭の中は
どこに行こうか、何をしようかっていうことでいっぱいのようだった。



「でもさあ」

水を差したくなかったけど、口を挟む。

「3日はゴルフに行くことになってるんでしょう?会社の人たちと」

「あっ、そうだった。アレは出ないわけに行かないからなあ。
 どこかに泊まるわけにいかないなあ。何だよ、そんな日にゴルフって」

3日のゴルフは1ヶ月も前から決まっている。
職場の懇親会みたいなものだから、簡単にキャンセルするわけに行かない。

「近場でゆっくりでいいよ」

そういう私の声がやすくんに届いたか届かないかのうちに

「だったら、1日に出発しよう。俺、多分早番だから
 夕方前に帰ってこれると思うんだ。
 行ける範囲はちょっと狭まっちゃうけど、夕食は向こうで食べられる」


萎みかけたやすくんの計画が、また膨らみ始めた。



「ききは?ききはどんなところへ行きたい?」


やすくんに聞かれて、私もちょっと考えた。
休みの日のお出かけとは違う、これからも特別な場所として思い出せるところ。
そう考えると、簡単に思い浮かばない。


2日まで、もうそんなに日数はないし、
このままだと多分お泊まりは無理そうなんだけど



こうやって一緒に2人の記念日を思ってる

この瞬間が、

私にとっては何より幸せなんだよ。



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