++ワタシノココロ++
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いつもより早く帰ってきたやすくんが
疲れはてて帰ってきたやすくんが
夕食をとってすぐ、一足早く布団に入って横になった。
明日の予定を少し話して、まもなく寝息を立ててる。
本当は話をしたり、隣に寝ころがったりしたいけれど
やすくんの寝顔を見たら、何も言えなくなって
少しでもぐっすり寝られるようにと
暗くした部屋を出て、食器を洗ったり本を読んだりした。
本当は寂しいんだけどさ。
・・・かなり。
こういう時って、なぜだか眠いのを我慢してしまう。
我慢して我慢して、限界になるまで
寝室には入らない。
今日もそう。
TVをつけてても、ふと気づくとうつらうつらしてる程。
このまま布団に潜り込めば、
何分と立たない間に眠りにつける、そう思って
テレビを消して寝室に入った。
やすくんは。
軽くいびきをかいて、
「寒いから」と、久々に出した掛け布団を
蹴飛ばして眠ってる。
伸ばした左腕が
私が横になったら、ちょうど頭が来る当たりに伸びていた。
「寝相が悪いんだから・・・」と
思わず、声を立てずに笑ってしまった。
ふと。
やすくんが寝返りを打った。
またものすごい体勢になったけれど
左腕はそのままで。
右腕は、更に私の布団の上に投げ出される。
ただの偶然なのかもしれないけど。
その姿にやすくんの心を見たようで
すごく嬉しかった。心が温かくなった。
深い眠りの中のやすくんが
愛おしくてたまらなくなった。
おやすみなさい
だいすきだよ
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