++ワタシノココロ++
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「明日早いから、今日はもう寝るよ」
私はまだお風呂に入っていなかったから
いつもの格好のままでやすくんの布団の隣にねっころがる。
一日の中でゆっくり話ができる貴重な時間のひとつ。
「そういえばききさあ、寝てる間いつも俺の布団に侵略してくるよな」
「ききがこっちにどんどん責めてくるから、
時々気づくと半分畳に追い出されてるときあるんだ」
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たしかに。
朝起きたら、やすくんの枕で寝てることが多い。
だけどさ。
それって、確信犯。
結婚する前は、やすくんの布団に2人で寝てた。
だからかな?自分の布団が準備されて
確かにゆったり寝られるようになったけど
何となく寂しくて。
ちょっとでも側に行きたいって想いの表れ。
やすくんは気づいてないけど
実は普段寝る前に
やすくんに近い方に枕がすでに置かれてる。
「それはさあ、寝相が悪い訳じゃなくて
無意識でもやすくんと一緒にいたいって思ってるからじゃない」
そう言って笑うと、
やすくんも笑う。
それより、私は
時々気づくと
私に背を向けて眠るやすくんの方が
気になるんですけど。
それって、無意識の本音?
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