++ワタシノココロ++
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2002年02月09日(土) |
未来(過去?)ニッキ2 ++2/15 京都にて |
京都の朝。
早起きして上賀茂神社に行きたいなとも思っていたけど、
今日はせっかく2人でいるんだし、
チェックアウトが12:00だっていうので、
ゆっくり部屋でくつろぐ。
「朝メシ、どうする?
ホテルで食べると、1,000円だって」
だったら、外へ行こう。
久々の京都で、行きたいところは山ほどある。
一番行きたいところは
珈琲屋さん。
こういう呼び方は一般的じゃないかも。
京都にはたくさんおいしい珈琲を飲ませてくれるお店がある。
大学生の頃はそう言うお店で過ごすことが多かった。
一番行きたかったのは、
当時のアパートに近い珈琲屋さんだったけど、
時間と距離を考えて今回はパス。
今回は静かな雰囲気が好きだった店を選んだ。
「ねえ、ききはいつもこんなお店に来てたの?」
「そうだね、珈琲を飲むときはよく来てたかな。
お昼ご飯は安く済ませて、
珈琲はゆっくり飲めるところ捜してたよ」
「ふーん・・・」
少し薄暗くて、ノーブルな雰囲気のお店。
初めて入ったとき、少し緊張したのを覚えてる。
珈琲1杯で2時間以上本読んでたりしてたよ、
そう言う話をやすくんにしながら、
珈琲が来るのを待つ。
妙に静かなやすくん。
この雰囲気好きじゃなかったかな、なんて
お店選びを後悔し始めた頃
「ききの大学生の頃を見たかった」
なんて唐突に言う。
「この店にどんな人と来てたのかなあとか
そのころはどんな髪型で、どんな服装でって
思わず考えたよ。
まだまだ知らないききがいるんだなあって」
くす。
そうだよ
やすくんの知らない私が
この街に住んでたんだよ
このお店にも、あの道にも
公衆電話や看板にまで
思い出が詰まってる。
すこしずつ、
見せてあげるね。
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