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2001年08月19日(日) ケッコンシキ。

今日は、職場の元先輩の結婚式。
先輩、なんて呼んだことないけど(笑)
その人は、入社して3年目突然仕事を辞めた。
もともと美術が得意だった彼女は、
自分の作品作りだけに集中したいと言うことで、
周りがビックリしている中、一人で飛び出した。
ほんわかとした雰囲気の日本美人。
天然?って思うくらいの(というか実際そうだ)大ボケさん。
その雰囲気からは想像もつかないくらい、
実は思い切りのいい人である。

この結婚は突然。相手はカナダ人。
今月いっぱいで彼が向こうに戻ることになってしまったから。
彼女は、英語がしゃべれない。彼は、日本語がしゃべれない。
おつき合いの時から、ジェスチャーを交えた会話をしてたらしい。
でも、直感的なもので結婚を決めたそうだ。
そんなところも、彼女らしい。

私が向こうから戻ってきたのも、実はこのパーティのため。
夏休みはもう少しあったのだが、
これから、そう簡単に会うことができない彼女の幸せを
みんなと一緒に祝いたいと思ったからだ。

カジュアルなサマーウエディング、といった感じで、
一応普通の披露宴の形を取ってはいたけど、
余興はもちろん、フォークダンス、おじいさんの民謡など
突然のパフォーマンスも入ったりして
とても和めるいいパーティだった。

パーティが終わって、職場の先輩方と二次会へ。
・・・・といっても、時計はまだ5時を少しまわったところ。
いつも飲みに行く店はまだ当然開いてなくて、
しばらくうろうろしながら、ようやく1件見つけてはいる。

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「今日のパーティは良かったね〜
 あんたたち(私を含める独身者)、次もあんな風にしたらどう?」
「しっかし、突然だったよね」
「しかも、遠いしねえ。両親もよく許したよね」
「ま、でも、彼女ならきっとシアワセになるでしょう。」
「そうだね、彼も彼女の支えられてる、って感じだったしね」

なんて、それぞれの感想を口にしながら飲んでた。
実は、私は、職場の人にはやすくんのことを話していない。
今回のメンバーは、どんなことでも相談できるくらい親しいのだが、
職場でのいろんな事情があって、うち明けることができないでいる。
もちろん、私が来年3月に仕事を辞めるつもりで動いていることも。

突然、仕事を辞めて、遠くのやすくんと、家族になろうとしてる私。

うーん・・・今日以上に驚かせちゃうかなあ。
その場には、先日年下の彼を紹介してくれた先輩もいた。
先輩も、まだそのメンバーに彼のことを紹介していない。

先輩は、今この状況をどう思ってみてるんだろうか。

3次会もそろそろお開き・・って言うときに(といっても、10時前!)
やすくんから電話が入る。

「どうだった?」
「幸せそうだったよ。笑顔があふれてて。行ってよかった」
「そっか、よかった。せっかく早く帰ったんだもん。
 楽しめたんだったら、それでいいよ、俺」

????

「え?やすくん、それ、どういうこと?」

言ってる意味が分からないから、つい聞き返す。
電話の向こうでやすくんが、少し恥ずかしそうに言う。

「もしさあ、これで『たいしたことなかった』なんて言われたら、
 俺、後悔してたよ。行かせるんじゃなかったって。
 俺さ、人の結婚式くらい、別にいいじゃん、こっちにいろよ
 なんて、思ってたんだ。
 だけど、カナダだろ?しばらく会えないし、
 それに、もしこっちに来ちゃったら、余計に会えなくなるだろ?
 だからわがまま言えないってさ・・・」

普段、あんまりそういうことを話さないやすくんの、
意外な気持ちにビックリした。

「そういうこと、考えたりするんだ。
 やすくん、私がわがまま言っても怒らないから、
 わがまま言わない人だと思った」
「そんなことないよ。そりゃ、わがまま言いたいときだってあるさ」

うん。そうだね。
2人の時間が大切なのは、お互いさまだよね。
なんか、心の中がポカポカ暖かくなってきた。

私にとって、やすくんがとっても必要なのはわかってるけど、
私が思っている以上に、やすくんには私が必要なのかも。
私が気づいていないだけなのかな。
・・・・・これって、自意識過剰??


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