よるの読書日記
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『葛の葉抄』<永井路子/PHP研究所> 久しぶりの永井先生です。今回のヒロインは歴史上有名な 人物ではなく、むしろ市井の女性と言えましょう。 医者の家に生まれ宮仕えなどもし、晩婚の後随筆などを 書いていて、何だか江戸版菅原孝標女といった感じ。 と、ここで葛の葉抄を検索したら江戸の清少納言とありました。 あっそうかそっちの方が適切か。でも小説そのものは 少女時代から晩年までを網羅しているので、更級日記みたいだと 思う!(←意地っ張り。) 封建時代真っ盛りの時代でも、こういう目の開けていた 女の人はいたんだなぁ、と何だか頼もしい先輩を見るような 気が致します。後世の女が弱気になってちゃいけませんな。
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