仕事中、同期の子が突然、コピー機の整備をしている業者さんを呼んでくれと言ってきた。
故障が発生したときに業者さんへ電話をするのは私の仕事なのでいいのだけど、
なんか、真っ黒な手をして、「もう手におえないの」とかって言っている。
でもはっきりと何があったかは、言ってくれない。
そういえばさっきから上司と二人で、コピー機の前でおろおろしていたけど…何を壊してくれたんだ。

ひとまず、呼ぶにしても状態を確認しなきゃいけないので見に行ったら、
前カバーの空いたコピー機の、トナー補給口に
こんもりと積もったトナーの粉が。
そしてコピー機の周辺全体に飛び散った、大量の真っ黒な粉が。

えー、コピー機のトナーを補給した事のある方はご存知かもしれませんが
トナーというのは紙への印刷に使う、粉状のインクでして
トナーカートリッジにはその細かーい粉がたんまーり入っていて
本体とカートリッジを接続させてからカートリッジを開けて、
粉を本体に送り込むという作りの物が多いのです。（と思います。）

件のコピー機はやや古い型なので、カートリッジとの接続面が結構細長く、
ちょっと接続させにくいのではありますが
どうやらちゃんと接続させないうちに、カートリッジを開けてしまったようなのです。

まだ本体が開いてないのに、どんどん注がれるトナー粉。
当然補給はされていないのでコピー機は何度も補給しろ補給しろ言うので、
また接続をちゃんとせず、更に注がれるトナー粉。
接続がうまく行っていなかったと気付いた時には
あたり一面粉で真っ黒になっていたようです。

　　　あはは…　気付こうよ…。

ていうか業者を呼んでどうする気だ。掃除させる気か？
と、言葉には出さず。とりあえずゴミ袋と雑巾を持ってきてもらい、
ひたすら粉を捨て、ふき取り、捨て…
私は期限のある仕事をもっていたので、途中から当の二人で掃除していただき
トナー補給は掃除が終わってから、私がやらせていただきました。

てか、もったいないよ、トナー。


あきれて苦笑しか出てこなかったけど。大丈夫なのか、おい。
ひとまず、「手におえない」と感じる前に、
業者さんに丸投げしちゃえと思う前に、
分かりそうな人に一言相談してくれるとありがたいな…。(まあ大体そのタイミングが難しいんだが。)