会社の後輩が、年明けにフランス旅行に行くそうで
先週、「一日一フレーズ、フランス語を覚えたいです」と宣言していた。

結局すらすら言えるようになっているのは「駅はどっちですか？」だけらしいですが(笑)面白そうです。そういう覚えかたをしていけば、旅行する程度にはしゃべれるようになるかしら。

そこで思った。来年、フランス語歌詞が大量にあるプーランクの曲をやる予定なので、そこから１フレーズずつ覚えていけば本番までにだいぶフランス語を覚えられるんじゃないだろうか。本当に半端なく歌詞が多いので全部は無理かもしれないけど、曲に親しみも湧くし、一石二鳥。おお、いいかも。

と思って楽譜を開いてみたら。

「世界に訪れてきた春のうち、これほどまでに荒々しいものはなかった」

…。ぱらぱら(別の曲を見る)

「地中に眠る屍のように、静けさにくるまれじっと横たわる」

…。

「真っ赤な空から、暗澹たる恐怖が訪れた」

…ええー…。


しまった。そういや、暗い曲だった。
旅行には使えないねえ。



後輩と協力体制を組もうかとも思ったけど。ボキャブラリー対極的過ぎます。
「駅はどこですか」って歌詞があったら、それはそれで楽しそうだけど、彼女の受けるメリットがあまりに低いので却下だな…(笑)